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【ネタバレ】死にたいと言ってください ―保健所こころの支援係― : 5の感想 今回はSNS炎上編!!匿名者は友人だった、その時、世界は壊れ

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『妻よ、僕の恋人になってくれませんか?』はコミックシーモア独占配信作品です。
すれ違い続けた夫婦が、もう一度「恋人」の距離に戻るまでを描いた、大人の青春ラブストーリーです。

第1章は、すれ違い続けた夫婦がもう一度「恋人」の距離に戻っていく物語。
第2章は、子なし共働き夫婦の悩みや価値観のズレが描かれる、かなり現実寄りの田所夫婦編です。

第2章は15話で完結。
9話から読み始めると、田所夫婦編を最後まで楽しめます。夫婦仲は良いのに、どこか埋まらない悩みがある…。そんなリアルな夫婦のすれ違いが描かれています。

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第1章👇

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第2章・田所夫婦編は15話で完結

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第3章・川島夫婦編は16話からスタート

16話も無料対象です。理想の家庭に見えた川島夫婦に、突然「離婚」の話が持ち上がります。

夫は仕事も家庭も順調だと思っていたのに、妻から告げられたのは「二人でいるのが耐えられない」という言葉。
卒婚のように見えて、実は妻の中には夫への想いと寂しさが入り混じっていて、今回もかなり夫婦の温度差が刺さる章です。

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『死にたいと言ってください ―保健所こころの支援係―』5巻では、 SNSでの炎上をきっかけに追い詰められていく作家と、 育児の孤独を抱える母親という、 2つのケースが描かれます。

前半の「匿名の声」は、 今の時代だからこそかなり怖い話でした。

誰かが軽い気持ちで押した「いいね」。

何となく参加した拡散。

一人ひとりにとっては小さな行動でも、 何百、何千と集まれば、 一人の人間を追い詰める大きな圧力になります。

そして後半からは、 3歳の子どもを育てる母親・北沢莉子を描いた 「母親の孤独」が始まります。

この記事では、 『死にたいと言ってください』5巻の内容をネタバレありで詳しく紹介します。

全7巻・最終回までまとめて知りたい方はこちら

『死にたいと言ってください』全巻ネタバレ|最終回の結末まで解説

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死にたいと言ってください5巻のあらすじ

5巻前半で描かれるのは、 新人文学賞を受賞した作家・ 春川のケースです。

学生時代から小説を書き続け、 ようやく夢だった文学賞を受賞。

作家として、 これからというタイミングでした。

ところが、 過去に書いた人気作品への批評が掘り起こされ、 SNSで一気に炎上してしまいます。

最初は画面の中だけだった批判。

しかし炎上は次第に大きくなり、 春川本人の現実の生活まで侵食していきます。

そして後半では、 「母親の孤独」がスタート。

3歳の子どもを育てる 北沢莉子が、 育児の中で少しずつ追い詰められていきます。

SNSの炎上と育児。

一見まったく違う問題ですが、 5巻の2つのケースには、 「一人で抱え込んでしまう孤独」 という共通点があります。

5巻の目次

  • 第24回 匿名の声1
  • 第25回 匿名の声2
  • 第26回 匿名の声3
  • 第27回 匿名の声4
  • 第28回 母親の孤独1

死にたいと言ってください5巻の主な登場人物

春川
新人文学賞を受賞した作家。
作家としてこれからという時期に、 SNS上で激しい炎上に巻き込まれていきます。

担当編集者
春川を支える編集者。
炎上で精神的に追い詰められていく春川に、 休養やSNSから距離を置くことを勧めます。

基 羊介
保健所で働く精神保健福祉士。
春川のケースを通して、 SNSという新しい形の孤立や苦しさにも向き合います。

北沢智彦(仮名)
36歳。
妻の様子がおかしいことに気づき、 保健所へ相談する夫です。

北沢莉子(仮名)
34歳。
3歳の子どもを育てる母親。 育児の負担と孤独の中で追い詰められています。

北沢樹(仮名)
3歳。
智彦と莉子の子どもです。

平畑弥生
ケースに関わる精神保健福祉士。
基たちとともに北沢家への支援を行います。

死にたいと言ってください5巻ネタバレ

第24~27回「匿名の声」ネタバレ

新人文学賞を受賞した春川。

長い間小説を書き続けてきた彼女にとって、 念願の作家デビューでした。

当然、 自分の作品がどう評価されているのかも気になります。

SNSを見れば、 自分の本についての感想を すぐに確認することができます。

良い感想もあります。

でも、 批判的な感想も目に入ります。

そんな中、 春川が過去に書いた 人気作品への批評が掘り起こされます。

その内容を見た人たちが反応し、 SNSで一気に拡散。

春川への批判が 急速に増えていきます。

一人が批判する。

それを誰かが拡散する。

さらに誰かが「いいね」を押す。

そして、 また別の人の目に入る。

炎上はどんどん大きくなっていきました。

ここで怖いのは、 参加している一人ひとりにとっては、 それほど重大な行動ではない ということです。

「この意見はちょっとひどいな」 と思って拡散しただけ。

誰かの批判に 軽い気持ちで「いいね」を押しただけ。

でも、 それが何百、何千と積み重なれば、 春川本人には 大量の悪意が一気に押し寄せることになります。

しかも炎上は、 作品への批判だけでは終わりません。

春川本人の情報まで掘り起こされ、 顔や生活圏に関する情報まで広がっていきます。

画面を閉じれば終わる。

そんな段階ではなくなっていました。

担当編集者は、 春川にSNSから距離を置くことを勧めます。

でも春川は、 簡単にはSNSをやめられません。

単行本が発売されたばかり。

作家としては、 作品を知ってもらう必要があります。

宣伝もしたい。

読者の反応も気になる。

見れば苦しいのに、 見ないことも怖い。

春川は、 どんどんSNSから離れられなくなっていきます。

そして心は限界に近づきます。

ついには、 自分の本と一緒に飛び降りれば 話題になるのではないかと考えるほど 追い詰められてしまいました。

ここで春川は、 保健所の支援へとつながります。

「SNSなんて見なければいい」 というだけでは解決できません。

何が春川をそこまで追い詰めたのか。

そして、 なぜ小説を書いてきたのか。

支援の中で、 春川自身が少しずつ 自分の気持ちと向き合っていきます。

匿名の声の正体と春川の結末

さらに春川にとってつらかったのが、 炎上のきっかけを作った 匿名の人物との関係でした。

その人物は、 春川にとって遠い他人ではありませんでした。

春川の身近にいた、 親しい友人だったことが明らかになります。

相手にも、 春川に対して複雑な感情がありました。

春川は才能を認められ、 新人文学賞を受賞した。

一方で、 自分は長く努力を続けても 思うような結果を出せない。

春川に対する嫉妬や、 自分の人生への不満。

そうした感情が重なり、 匿名の場所で 春川への批判を書いてしまいます。

本人としても、 春川がここまで追い詰められるとは 想像していなかったのだと思います。

でも、 一度ネットへ出た言葉は、 自分の手を離れていきます。

他の人が反応し、 拡散し、 さらに別の批判を呼び込む。

最初に書いた本人でさえ、 止められない状態になってしまいます。

春川は大きく傷つきますが、 支援の中で 改めて自分自身へ問いかけます。

「私はなんのために書いているのか」

炎上したから書く。

評価されるために書く。

批判されないために書く。

そうではなく、 自分はなぜ小説を書き始めたのか。

そこへ戻ることが、 春川が再び前へ進むきっかけになります。

すべての批判が消えるわけではありません。

一度起きた炎上を、 なかったことにもできません。

それでも春川は、 もう一度小説を書くことを選びます。

第28回「母親の孤独」ネタバレ

5巻最後からは、 新しいケース 「母親の孤独」が始まります。

保健所へ相談してきたのは、 36歳の北沢智彦です。

相談内容は、 妻・莉子の様子についてでした。

莉子は34歳。

3歳の息子・樹を育てています。

子どもが嫌いなわけではありません。

もちろん、 大切に思っています。

それでも、 毎日の育児の中で 少しずつ余裕を失っていました。

子どもの世話は 一日で終わる仕事ではありません。

朝起きてから、 夜眠るまで続きます。

そして翌日になれば、 また同じ生活が始まります。

休みたいと思っても、 子どもがいれば簡単には休めません。

さらに、 周囲から理解されていないと感じれば、 負担はもっと大きくなります。

外から見ると、 普通に子育てをしている家庭。

でもその中で莉子は、 少しずつ孤立していました。

今回から平畑弥生も加わり、 基たちは北沢家への支援を始めます。

話を聞いていくと、 単純に 「育児が大変だから疲れている」 だけではないことも見えてきます。

夫婦の認識の違い。

子どもへの接し方。

そして、 母親である莉子自身が抱えてきた思い。

さまざまな問題が重なっていました。

「母親の孤独」は、 5巻ではまだ始まったばかりです。

北沢家のケースは、 6巻へ続きます。

死にたいと言ってください5巻を読んだ感想

5巻で一番印象に残ったのは、 やはり 「匿名の声」でした。

SNS炎上って、 本当に怖いと思います。

しかも、 炎上に参加している人すべてが、 ものすごい悪意を持っているわけではないんですよね。

ただ「いいね」を押しただけ。

少し共感したから リポストしただけ。

気になる話題だから 見に行っただけ。

一人ひとりにとっては、 本当にその程度なのかもしれません。

でも、 それを受ける側は違います。

100人が軽い気持ちで反応すれば、 本人には100人分の反応が届きます。

1000人なら、 1000人分です。

発信する側の軽さと、 受ける側の重さがまったく違う。

ここがSNS炎上の怖いところだと思いました。

誰かが炎上していると、 「この人は悪いことをしたんだから」 という気持ちにもなります。

もちろん、 批判される理由があるケースもあります。

でも、 だからといって 何千人もの人間が一斉に個人を攻撃していいのか。

そこは別の問題だと思うんですよね。

特に怖いのは、 拡散する側からすると 自分一人が責任を負っている感覚がほとんどない ことです。

「私がやらなくても誰かがやる」

「私はただいいねしただけ」

そう考えることもできます。

でも、 その小さな行動が集まった結果、 春川は命を絶とうとするところまで 追い詰められました。

だから、 何気なく押す「いいね」や拡散にも、 ある程度の想像力は必要なのだと思います。

そして、 炎上のきっかけが 親しい人物から生まれていたというのもつらかったです。

嫉妬する気持ち自体は、 わからなくはありません。

長い間頑張っても評価されない。

すぐ近くにいた人が成功する。

「どうして自分じゃないんだろう」 と思ってしまうこともあるでしょう。

でも、 匿名だからと書いた言葉でも、 その先には生身の人間がいます。

その想像が抜け落ちた瞬間、 大きなことにつながってしまう。

「匿名の声」というタイトルは、 かなりよくできていると思いました。

そして春川が最後に 「私はなんのために書いているのか」 へ戻っていくのも良かったです。

評価されるためでも、 SNSで勝つためでもない。

自分が何をしたかったのか。

そこをもう一度確認できたことが、 春川にとって救いになったのだと思います。

後半の「母親の孤独」も、 方向は違いますが かなり重い話です。

育児って、 大変さが外から見えにくいんですよね。

子どもと一緒に家にいる。

外から見ると、 それだけに見えることもあります。

でも、 実際には一日中子どもの状態を見ながら、 予定どおりにいかないことへ対応し続けます。

しかも、 それを 「母親なんだからできて当然」 と考えられてしまえば、 逃げる場所までなくなります。

SNS炎上も、 育児の孤独も、 周囲からは苦しさの大きさが見えにくい という点では似ているのかもしれません。

5巻は、 「本人にしか見えていない苦しさを、 どうすれば周囲が見つけられるのか」 を考えさせられる巻でした。

死にたいと言ってください5巻はいくらで読める?

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『死にたいと言ってください』4巻ネタバレ・感想

『死にたいと言ってください』全7巻ネタバレ・最終回まとめ

「母親の孤独」の続きは6巻で描かれます。 全巻まとめ記事から6巻の内容を確認できます。

まとめ

『死にたいと言ってください ―保健所こころの支援係―』5巻では、 大きく2つのテーマが描かれました。

  • 「匿名の声」――SNS炎上によって追い詰められる作家・春川
  • 「母親の孤独」――育児の中で孤立していく北沢莉子

「匿名の声」で怖かったのは、 一人ひとりの小さな反応が集まることで、 一人の人間へ巨大な圧力が集中することです。

批判する側にとっては、 ほんの数秒の行動かもしれません。

でも、 受ける側には それが何百、何千と届きます。

SNSでは、 相手の顔が見えません。

だからこそ、 画面の向こうにも 自分と同じ人間がいることを 忘れないようにしたいと思いました。

一方、 「母親の孤独」では、 外からは普通に見える家庭の中で、 一人の母親が少しずつ追い詰められていきます。

こちらも、 本人が声を上げなければ 周囲からは気づきにくい苦しさです。

5巻の2つのケースを読むと、 「助けて」と言えない人の苦しさを、 どうやって見つけるのか という本作のテーマが改めて見えてきます。

そして「母親の孤独」は、 ここではまだ終わりません。

北沢家が抱えている問題は、 6巻でさらに深く描かれていきます。