死にたいと言ってください ―保健所こころの支援係は作：中原ろく 監修：松本俊彦によるヒューマンドラマです。
今回の見どころは2巻の頑なに閉ざした心、発達障害の姉と支える妹、関係性の解答と保健所職員の新人にとって初めてのケース、トラウマの回です。
姉妹の関係性は最終的には良いところに落ち着きましたが、保健所の介入がなかったり、上手く行かないケースもあるでしょう。
次の初めてのケースは保健所職員にとって、一度は遭遇してしまうケース。
こういう事例が多いことは、本当に悲しいですが、前に進むしかない。
すごく面白そうだから、つい買っちゃったわ
ちなみに自殺と検索するとトップに、このサイトが出てきます。
2023年10月は学童、生徒ので45人が自殺で過去最多だそうです。
本当に日本は自殺者が多く、コロナでさらに悪化しています。
参考記事
この記事でわかること
- 本音で会話することの大切さ
- お互い何も知らないのが普通
- 上手く行った、と思う時ほど落とし穴がある
以上です。
死にたいと言ってください ―保健所こころの支援係―のあらすじ
15〜39歳の死因第一位が自殺という日本、この残酷な事実を突きつけた作品でもあります。
日本は自殺者が多く、対策にはかなりの労力が割かれていますが、実際その効果は出ていないのが実情。
そんな中、地域で自殺対策をしている保健所がどんな活動をしているのか、そんな内容を紹介していくストーリーです。
この死にたい、と感じる人は発達障害やグレーゾーンの状態である人や家庭の事情での事例、大人でも依存関係やDVなど様々でした。
そんな様々なケースがある自殺願望、それに対して保健所がどう向き合っていくのか、多様な事例を元に学んでいく作品です。
死にたいと言ってください ―保健所こころの支援係―の魅力
自殺の対応を保健所が行う、どう考えてもマンパワーは足りない。
そんな中、奮戦する保健所職員とその活動内容を見ていると泣けてきます。
解決しなくてもいい、何かの考える足しになればいい、そんなことを考えつつ対応する職員たち。
日々正解がない中であがくしかない、経験者はもう割り切りでやっていますが、そう明確に分けれる人ばかりではありません。
大事なことは支援、そう思いつつも、つい先走ってしまう新人くんがいい味を出しています。
死にたいと言ってください ―保健所こころの支援係―３巻の内容
第１２回 頑なに閉ざした心２
第１３回 頑なに閉ざした心３
第１４回 頑なに閉ざした心４
第１５回 初めてのケース１
第１６回 初めてのケース２
第１７回 初めてのケース３
第１２～１４回の「頑なに閉ざした心」では発達障害の姉を支える妹を描く。
最初は家に入ることすら出来なかった保健所職員たちでしたが、画像から入る別アプローチに成功。
字では受け付けにくくても、画像の方が視覚優位である場合もある。
行動と想いの勝利ですね。
支えてきた妹も姉にとっては敵！！
でもそれは相手の気持ちを想像すらしなかった結果でした。
お互い負い目がある姉妹みたいね、第三者視点じゃ、姉妹のイメージがかなり違うわ
「いつもわたしだけわからない」
この言葉が印象に残りました。
第１５～１７回は初めてのケース
今回のケースは自営業の工場が破綻、借金を抱えた末に自己破産した４２歳のストーリー。
離婚し体調が衰えた母親と同居しつつ暮らしたいましたが、自殺願望まで出るように。
ここから保健所の介入が始まりました。
メンタルが不調になると、コミュニケーションも大変になるもので、医師ともすれ違い気味。
保健所職員の対応で改善の兆しが見え、服装もすっきり、母親と旅行にまで行くようになりました。
ですが、その直後思いもしない事態に…。
見どころ（ネタバレあり）
第１２～１４回の「頑なに閉ざした心」では発達障害の姉を支える妹を描く。
最初は家に入ることすら出来なかった保健所職員たちでしたが、画像から入る別アプローチに成功。
字では受け付けにくくても、画像の方が視覚優位である場合もある。
行動と想いの勝利ですね。
話を聞いてくれないのは相手が悪い、ではなくどうアプローチすればいいのか、考えて対応していくのは凄いわね
でもすぐに気持ちをほぐすのは大変みたい、さすがにすぐ信用は出来ないもの
支えてきた妹も姉にとっては敵！！
敵はすなわちわからない怖いもの、確かにその基準なら支えてくれた妹さんも敵になります。
「いつもわたしだけわからない」
発達障害を抱える人のコミュニケーションでは、わかっていた当たり前なことがわからないのが前提。
このあたりは普通の人でも同じことが言えますが、発達障害を抱える人の場合はその傾向が顕著です。
しかも家族の場合は強制的に向き合わないといけない、どう生きていけばいいのか、自立出来ない人はどうしたらいいのか、この問題の解決の糸口になりそう、そんなストーリーでした。
実際にコミックを読むと、すごくすっきりするわよ
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まとめ
シリーズ名 死にたいと言ってください ―保健所こころの支援係―
作家 中原ろく／松本俊彦 掲載誌・レーベル アクションコミックス 出版社 双葉社
ページ数 192ページ
配信開始日 2023/11/28 00:00
立ち読みはこちらから
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