
※この記事には『不徳のギルド』第111話「流れた血」のネタバレが含まれています。
2026年8月12日発売の『月刊少年ガンガン 2026年9月号』に、『不徳のギルド』第111話「流れた血」が掲載されました。
前回は、人間と魔物の共生を目指す保護団体「アーク・イデア」がメブキの森を訪れ、キクルたちがその活動に巻き込まれる展開となりました。
今回はその続き。
負傷したキクルをひたむきが治療するところから始まるのですが――。
やっぱり、ひたむきは女神でした(笑)
一方で、アーク・イデアやアママ・システィについて新しい情報も判明。
そして第111話のタイトル「流れた血」。
かなり意味深なタイトルだったのでシリアスな展開を想像していましたが、最後まで読むと「そっちの血かよ!」と笑わされます。
この記事のポイント
- 負傷したキクルをひたむきが治療
- ひたむきの回復能力を隠している理由が判明
- ネリオンとサバキ・イクサバの新情報
- キクルがアーク・イデアへ疑念を抱く
- ひたむきとベストが友達に
- アママ・システィの意外な評判が判明
- 第111話「流れた血」のタイトルを最後に回収(笑)
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『不徳のギルド』111話「流れた血」のあらすじ
第111話は、メブキの森にある避難所から始まります。
前回の騒動で負傷したキクルは、両脚に包帯を巻いた状態。
そんなキクルを心配したひたむきは、自分の回復能力を使って少しでも早く傷を治そうとします。
キクルとしては、ひたむきの能力をむやみに人前で使わせたくありません。
しかし、自分のことを本気で心配しているひたむきを止めることもできず、そのまま治療してもらうことに。
その後、キクルはネリオンやサバキ・イクサバについて話しながら、アーク・イデアの活動に違和感を覚えていることを明かします。
一方のひたむきは、ベストと話すうちにあっという間に仲良くなってしまいます。
メブキの街へ戻ったキクルたちは、メイデナたちからアママ・システィについて話を聞くことに。
そして最後は、ひたむきが避難所から持ち帰った「血の付いたシーツ」をめぐって、とんでもない誤解が発生します。
『不徳のギルド』111話のネタバレ
ひたむきが負傷したキクルを治療
第111話の冒頭では、避難所で休んでいるキクルの姿が描かれます。
脚には包帯が巻かれており、まだ完全に回復したわけではありません。
そこへひたむきがやってきて、キクルをベッドへ寝かせます。
そして自らの能力を使ってキクルの傷を治そうとするのですが、その治療方法はいつものひたむきらしいもの。
キクルとしてはいろいろな意味で落ち着きません(笑)。
それでもひたむきは完全に善意100%。
少しでも早くキクルを治したい、その一心です。
ひたむきの回復能力はむやみに見せられない
ここで、ひたむきの能力について重要な話も出てきました。
現在は聖紋が失効している時期。
そんな中、ほぼ無償で何度も傷を治せるひたむきの能力は非常に強力です。
キクルはその能力を安易に人前で見せれば、教会側から目を付けられる可能性があると考えていました。
治療を担っている教会からすれば、無償で傷を治せるひたむきは商売敵にもなりかねません。
そのため本来なら、ひたむきの能力はできるだけ隠しておきたい。
しかし今回ばかりは、心配してくれるひたむきの気持ちを無視することができませんでした。
ひたむき、自分の身体の成長理由を理解する(笑)
治療を続けるひたむきは、自分の身体についてある結論へたどり着きます。
なぜ自分の身体がこれほど成長したのか。
その理由は――。
純粋。
あまりにも純粋です。
そんなひたむきを前にしたキクルは、邪なことを考えている自分に猛烈な罪悪感を覚えることになります(笑)。
ネリオンは「学問と歴史の街」
治療中、キクルは気を紛らわせるためにネリオンについて話します。
ネリオンは「学問と歴史の街」と呼ばれる場所。
前回登場したアーク・イデアの関係者たちとも深く関係しており、ネリオン大学は国内でもトップクラスの大学だといいます。
さらに魔物の剥製や標本を展示した博物館なども有名で、観光地としての側面もあるようです。
ここで、前回登場した回収士サバキ・イクサバについても話題になります。
キクルがアーク・イデアを信用できない理由
今回の本筋で重要なのが、キクルがアーク・イデアへ感じている違和感です。
アーク・イデアは、過去に人間を襲ったことがないなど、一定の条件を満たした魔物を保護すると説明していました。
ところが今回遭遇したネームドは、人間を傷つけています。
それなら本来、アーク・イデアが掲げている保護条件から外れるはず。
にもかかわらず、アママたちはその個体を守ろうとしていました。
つまりキクルが気になっているのは、
という点です。
前回は「理想を優先しすぎて現場を振り回す団体」という印象でしたが、今回でさらに一歩踏み込みました。
アーク・イデアには、まだ明かされていない事情がありそうです。
ひたむきはアーク・イデアの考えに賛成
そんな中、ベストはひたむきへ「アーク・イデアをどう思う?」と尋ねます。
ひたむきは、団体についてはまだよく分からないとしながらも、
仲良くできる魔物を守りたいという気持ちには賛成。
と答えました。
アーク・イデアが正しいのか。
裏に何があるのか。
そんな難しいことは分からなくても、仲良くできる相手なら仲良くしたい。
ひたむきらしい答えです。
ベストをあっさり「友達」認定するひたむき
さらにひたむきは、ベストに対しても驚くほど自然に接します。
そして、
「ベストちゃんもひたむきのお友達です」
という勢いで友達認定。
つい先ほどまで立場の違う相手だったとは思えません(笑)。
ベストもまんざらではない様子。
そんな二人を見たキクルは、
「よく分からないけど、世界中こうであれ」
と思うのでした。
今回の話を象徴している場面かもしれません。
組織や思想が違っても、相手を最初から敵と決めつけなければ友達になることはできる。
ひたむきの存在そのものが、アーク・イデアの掲げる「共生」を誰より自然に実践しています。
しかし、これ写真をオックリに見せるって言ってたけど・・・
反応が超気になる・・・
アママ・システィは教会でも有名な人物だった
メブキの街へ帰ったキクルは、メイデナたちにアママ・システィについて尋ねます。
すると意外な事実が判明。
アママは教会の中でもかなり有名な人物でした。
若く、聡明で、慈悲深い。
さらにリーダーシップもあり、女性教徒たちから憧れられている存在だといいます。
110話だけを見ると、理想論を優先してキクルを振り回す少し厄介な人物という印象でした。
しかし今回の情報を見る限り、単なる問題人物ではありません。
むしろ教会の中では高く評価されている人物。
だからこそ、アーク・イデアを作った理由や、今回のネームドを保護しようとした理由がさらに気になります。
そして「流れた血」の意味が判明(笑)
シリアスな話が続いたところで、ひたむきが避難所から持ち帰ったものを取り出します。
それは――。
血の付いたシーツ。
ひたむきは、キクルとベッドを使ったときに血が付いてしまったため、持ち帰ってきたと説明します。
……この説明。
何も知らない人が聞いたら、完全に誤解します(笑)。
案の定、話を聞いた側は固まってしまいます。
そして「避難所をそういうことに使うのはよくない」と思われてしまったキクル。
たまらず叫びます。
「俺の血ですぅ!!!」
ここで第111話終了。
『不徳のギルド』111話の登場キャラクター
キクル・マダン
本作の主人公。
前回のネームドとの一件で負傷し、今回はひたむきから治療を受けます。
アーク・イデアについては、団体が掲げている方針と実際の行動に違いがあることを疑問視。
今回も真面目に状況を分析していますが、ひたむきの治療や最後のシーツ事件によって精神的には散々な目に遭いました。
ひたむき
武闘家の少女。
今回の実質的な女神(笑)。
負傷したキクルを心から心配し、自分の回復能力で治療します。
アーク・イデアについても、難しい思想ではなく「仲良くできる魔物を守りたい」という部分に素直に共感。
さらにベストのことも自然に友達として受け入れました。
本人にまったく裏がないからこそ、ひたむきの善性が際立つ回になっています。
アママ・システィ
魔物保護団体「アーク・イデア」の代表で、白魔術師。
110話では自分の理想を優先してキクルの指示に従わず、厳しく叱られました。
しかし今回、教会では「若く、聡明で、慈悲深く、リーダーシップもある人物」として高い評価を受けていることが判明。
単なる理想主義者ではない可能性が高く、アーク・イデアを立ち上げた本当の理由にも注目です。
ベスト・ミラー
アーク・イデアの広報担当。
前回は団体の活動を記録する役割が目立ちましたが、今回はひたむきへアーク・イデアについてどう思うか尋ねます。
ひたむきから突然「友達」と認定され、照れながらも受け入れていました。
アーク・イデア側とキクルたちをつなぐ存在になる可能性もありそうです。
サバキ・イクサバ
現在は回収士として働いている男性。
かつてネリオンでエースを務めていた実力者です。
キクルも強い人物だとは感じていましたが、元エースだったことまでは知らなかったようです。
能力や過去にはまだ謎が多く、今後のアーク・イデア編でも重要人物になりそうです。
メイデナ
教会に所属する白魔術師。
今回、キクルへアママ・システィの評判を教えます。
アママが教会内でも高い立場にあり、多くの女性教徒から憧れられている人物であることが判明しました。
『不徳のギルド』111話の感想
やっぱりひたむきは女神だった
今回一番印象に残ったのは、やっぱりひたむきですね。
キクルが怪我をしている。
だから自分ができることで治してあげたい。
それだけ。
自分の回復能力がどれだけ特別なのかも、教会にどう思われるのかも関係ありません。
さらに、自分の身体が成長した理由まで「傷ついた人を癒すためだった」と納得してしまいます。
どこまで善人なんだ、この子(笑)
そしてベストに対しても同じ。
アーク・イデア側だから警戒するのではなく、普通に話して「友達」と言える。
人間と魔物の共生を難しく考えているアーク・イデアより、ひたむきの方がある意味では共生を実践できているようにも感じます。
アーク・イデアは本当に怪しい団体なのか?
前回はかなり怪しく見えたアーク・イデア。
今回も疑問は残りました。
特にキクルが指摘している、保護対象の条件と実際の行動のズレ。
人間を傷つけたネームドまで守ろうとしたのなら、何か理由があるはずです。
ただ、アママが教会で高く評価されていることも判明しました。
110話で感じた「善意だけで暴走する人物」という印象だけでは説明しきれなくなっています。
アママ自身に何らかの目的があるのか。
それともアーク・イデアそのものに別の事情があるのか。
ここは今後の大きなポイントになりそうです。
「流れた血」のタイトル回収が不徳すぎる(笑)
そして何といっても今回のオチ。
タイトルが「流れた血」だったので、普通なら戦闘や犠牲を想像します。
実際にキクルも怪我をしていますし、アーク・イデアをめぐる話もシリアス。
ところが最後に出てくるのは、血の付いたシーツ。
しかも周囲から完全に違う意味へ誤解される。
そしてキクルの、
「俺の血ですぅ!!!」
で終了。
シリアスな設定を進める。
キャラクターの優しさも描く。
新しい伏線も出す。
そして最後は下ネタで全部落とす。
やっぱり『不徳のギルド』はこれなんですよね(笑)。
『不徳のギルド』111話をお得に読む方法
『不徳のギルド』第111話「流れた血」は、『月刊少年ガンガン 2026年9月号』に掲載されています。
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まとめ
『不徳のギルド』第111話「流れた血」では、負傷したキクルをひたむきが治療するところから物語が始まりました。
ひたむきの回復能力をむやみに公表できない理由や、ネリオン、サバキ・イクサバについて新たな情報も判明。
さらにキクルは、アーク・イデアが掲げる保護方針と実際の行動に違いがあることへ疑問を抱いています。
一方で、アママ・システィが教会内では非常に高く評価されている人物であることも明らかになり、アーク・イデアが単純な悪役ではないことも見えてきました。
そして何より今回のひたむき。
負傷したキクルを心配し、ベストを友達として受け入れ、魔物とも仲良くしたいと考える。
やっぱりひたむきは女神です(笑)。
最後は血の付いたシーツによって、とんでもない誤解が発生。
第111話「流れた血」という意味深なタイトルを、まさかの
「俺の血ですぅ!!!」
で回収して終了しました。
シリアスなアーク・イデア編を進めながら、最後はしっかり『不徳のギルド』らしく落としてくる。
今回もかなり面白い回でした。
次回は2026年9月11日配信予定の『月刊少年ガンガン 2026年10月号』へ続きます。
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本人にまったく邪念がないからこそ、キクルだけが一方的にダメージを受けていきます。