東京貧困女子の新刊が1月30日発売。
今回の貧困女子はギャンブル依存症の母親に破壊された家庭、その末子の末路です。
確かに日本はパチンコ屋、驚くほど多いし要塞みたいな大型施設も多くあります。
日頃からなんであんなに皆行くのか、不思議でなりませんでした。
ただ、私も誘われて一度は行ったことあります。
そこで普通にお金吸われたので、意味不明で行きませんでしたが、ビギナーズラックを味わうと行ってしまうのかもしれません。
この母親もそのクチだったのでしょう。
貧困はどこにでも口を開けている・・・本当にその通り、と感じる一冊です。
ギャンブルにハマらなければ、幸せへの道もあったのに・・・。
記事のポイント
- 幸せはお金じゃなくて、行いである
- ギャンブルは病気
- 子どもの信用は失ったら取り戻せない
- 菜摘さん、気の毒すぎる・・・
以上です。
東京貧困女子。(10)のあらすじ
お金がない。だから私は、身体を売る。
堀江貴文氏、推薦!
「真面目なほどドツボにハマってしまう、そんな女子たちの悲しい、でも現実の物語」(堀江貴文氏)
令和の日本を蝕む「女性の貧困問題」という絶望。目を背けたくなるような現実が、ここにある。
「立ちんぼ」で体を売り続ける18歳家出少女、貧しい家庭の運命に翻弄される少女、「出会いカフェ」に入り浸る少女…、この貧困は決して他人事ではない--。
東京貧困女子。(10)の内容
73 平塚瑠々衣(5)
自分への価値を認められない少女は、母に認めて欲しい、優しくして欲しい一念で繰り返す
目標は300万円
74 紫原菜摘①
5人兄妹 末子 シングルの母親に支えられ、貧しいながらも笑顔はあったが
75 紫原菜摘②
パチンコにハマってしまった母親、末路は借金・・
しかも息子名義
76 紫原菜摘③
母親のパチンコの浪費はぬけず・・・末子の菜摘以外は出ていってしまい・・・
77 紫原菜摘④
頑張った末、高校に合格した菜摘
母親は捨てられた子どもの幻覚を見る
難関校に合格したのに、行かせない!と言い張る母親に・・・
78 紫原菜摘⑤
帰宅した菜摘を待っていたのは、倒れていた母親
79 堀之内輪菜①
出会いカフェの真実
80 堀之内輪菜②
教育熱心な母親・・・期待に答える兄と答えられない妹
その格差は凄まじい
堀之内輪菜、彼女の貧困は教育に狂った母親からの暴力からくる、教育虐待による、子どもの心の貧困でした。
家庭のバランスは崩れると取り戻すのは不可能ではないのでしょうか・・・。
東京貧困女子。(10)のポイント
東京貧困女子。(10)のみどころ
堀之内輪菜さんがメインの10巻。
シングルで子ども5人育てた母親、パチンコにハマり堕落していく様子が描かれています。
生活に困っているから、一気にお金を稼ぎたい気持ちはわかります。
私もネット競馬をしたことがありますが、一年で20万ほど使っていました。
還元率は60%ほど、たまには勝てて大きめのお金は入ります。
でも結局はマイナスになるんです。
母親も借金を繰り返し、子ども名義でサラ金へ。
ここまで行くと末期ですね。
見どころは長男名義での借金がバレた75話。
ここをきっかけに家族はバラバラになっていく・・・。
東京貧困女子。(10)の感想・レビュー
色々な貧困がありますが、中でもギャンブルによる貧困は最悪の部類です。
子どもの貧困は、その子にのみダメージがいきますが、ギャンブルは被害を拡大していきます。
マイナスからの出発になりますし、金利が高い場合は利子のみしか返済不可能な場合も多いです。
「パチンコをやめてくれていたら」
「貧しくても幸せな未来があったかもしれない」
おそらくコレは正解。
生活維持さえできれば、あとは子どもさんが働いて生活が改善されていくだけだったハズです。
親を見捨てられない・・そんな子が結局自分を捨てることになります。
今回は若い母親でしたが、高齢者でも同じことが言えます。
大阪で大型ギャンブル施設を作る動きがありますが、あれでどれだけの不幸が生まれるのか、怖くてなりません。
まとめ
東京貧困女子(10)コミック詳細
シリーズ名 東京貧困女子。
作家 中村淳彦 小田原愛
掲載誌・レーベル ビッグコミックス
出版社 小学館
ページ数 198ページ
配信開始日 2024/01/30 00:00