いじめ探偵は学校の「いじめ」にポイントをおいた、問題提起型のコミックです。
今回の主役は一緒に出かけなかった、それだけがきっかけでいじめられるようになってしまった女子高生、渚さん。
単純に人をからかうのは楽しい、それは本能のようなものですが、人間の社会性の高さと相まって悪質なだけのものになる、それがいじめです。
なぜ死なねばならない子どもが出てしまうのか?
なぜ防げない?
今の教育現場で子どもたちはどうなっているのか?
実際に数多くのいじめ案件を手がけてきた’いじめ探偵’阿部泰尚氏が原案・シナリオ協力
いじめに関心がある人は一度は触れて欲しいコミックです。
この記事のポイント
- いじめは犯罪である
- 高校生のイジメは悪質性がプロ級
- いじめの犯人は外見からは家庭に問題がないケースも多い
- ただ子どもに真剣に両親で向き合っていない、のは共通する
以上です。
いじめ探偵とは
いじめと戦う’新たなヒーロー’現る!
文部科学省の調査によれば、いじめの認知件数は年々増え続け、2019年度は過去最多の約61万件にのぼり、いじめが原因で自殺に追い詰められた小中高校生の生徒数は年間300名を超えるという…
なぜ死なねばならない子どもが出てしまうのか?
なぜ防げない?
今の教育現場で子どもたちはどうなっているのか?
実際に数多くのいじめ案件を手がけてきた’いじめ探偵’阿部泰尚氏が原案・シナリオ協力を手がけて、『日々ロック』など熱く胸を揺さぶる作品を送り出してきた榎屋克優氏のタッグで描く事実を基にした社会派エンターテインメント作品、ついに登場!
DMM電子書籍ではポイント30%還元。
2冊購入すると実質360円割引です♪
いじめ探偵2巻もあらすじ
’女子高生いじめ編’突入!彼女を救えッ!
「もうしばらく笑っていない…
笑い方を忘れてしまった…」
クラスメイトのいじめで追い詰められて
居場所をなくしてしまった高校2年生の渚。
絶望した彼女が頼ることができたのは
いじめ探偵の忌村だけだった――
SNSでのいじめ、万引きや売春強要…
悪質な加害者と対決して
渚のいじめを解決することができるのか!?
いじめ探偵2巻の内容と事例(ネタバレあり)
第8話 いなくなれ私
女子高生 渚は集団いじめに合っている
第9話 万引き
万引き強制
第10話 ラブホテル
アプリ登録と強制援助交際と
第11話 可哀想
自殺まで追い込まれる渚・・・
第12話 暴露
主犯の学生の家に突撃!
第13話 世界
学校だけが世界じゃない・・・
「1分1秒もあんな奴らのことを考えているヒマはない。せっかくの自分の人生がもったいない」
第14話 かけがいのない存在
いじめ探偵まとめ
コラム いじめ探偵の目
第7回 最近の高校生いじめ
プロの誘拐犯さながらの悪質性をもったモンスターもいる
第8回 万引きの絡んだいじめ事例
第9回 援助交際の絡むいじめ事例
第10回 加害者の弱点を見つけ出す
第11回 加害者の親に考えてほしいこと
第12回 加害者に別世界を教える方法
最終回 私がいじめ探偵を続ける理由
いじめ探偵2巻のポイント
- 高校生でもいじめの主犯は悪質犯
- いじめ犯の表情は悪魔そのもの
- 主犯格は特に悪魔
- 子ども故の罪悪感のなさは人種が違う人のよう
- いじめは終わっても、その人のサポートは続く
いじめ探偵2巻の見どころ
今回のメインは渚といういじめにあった女子高生。
主犯格の家庭はいわゆる父母が揃った、一人っ子の良い家庭です。
表面上もまじめな娘そのものですが、そういう娘も闇を抱えている場合があります。
今回の事例では
第11話 可哀想
自殺まで追い込まれる渚・・・
第12話 暴露
主犯の学生の家に突撃!
がポイントになります。
誹謗中傷・卑猥な動画の拡散・万引き・カツアゲ・売春の強要、箇条上げにしていくととんでもない犯罪のオンパレードで、いじめという単純な学生時のコミュニケーションのためし行為とはとても思えません。
時折出る悪魔の表情、痛みと向き合ったり、人の心と接しない環境の場合、こういったモンスターになる事例が多い気がします。
被害者の渚さんの絶望と暴露での報復がスカッとポイントですので、是非チェックして欲しいです。
いじめ探偵2巻の感想・レビュー
内容は面白かったですが、問題は続編がなくて終了、その結果深掘りができなくなった点です。
いじめ探偵は残念ながら2巻の第14話「かけがいのない存在」にて終了。
連載期間は半年ほどだったようです。
個人的には面白い目線ですし、継続して欲しかったのですが連載にはいくつか問題点が・・・
- 一回のページ数が少ない
- 菩薩感といじめを罰するときのギャップに違和感
- キャラの深掘りの不足
- 説明が足りない
などが問題かな、と思いました。
あと掲載誌自体が長い目で見れなかったのも、良くなかったのかもしれません。
主人公のキャラ自体は良いですし、事例紹介も細かく記載されており、勉強になる内容でした。
社会問題に関して見ている人が多い人にとっては凄く面白く、続きが気になるコミックになります。
最近社会問題を題材としたコミックが増えています。
読む窓口としては敷居が低くていいですし、今後もいじめ対策のコミックとして活躍して欲しいです。
まとめ
いじめ探偵2巻のコミック詳細
シリーズ名 いじめ探偵
作家 榎屋克優 阿部泰尚
掲載誌・レーベル ビッグコミックス
出版社 小学館
ページ数 200ページ
配信開始日 2021/12/10 00:00