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『あなたは私を愛さないと言った』5話では、 ついにアイリスが大きな決断をします。
4話では、 グウェンドリンと息子モルガンが王宮の西棟へ。
しかも西棟は、 かつて側妃が暮らしていた場所でした。
「自分はもう必要ないのでは?」
そんな不安を抱え始めたアイリス。
そして5話では、 彼女がなぜここまでヴァルドルを想い続けてきたのかも描かれます。
実はアイリスは、ずっと昔からヴァルドルが好きでした。
だからこそ、 離縁を決意する展開が本当に切ないんですよね……。
しかもヴァルドル側を見ると、 アイリスをまったく気にしていないようにも見えません。
これ、本当に「愛がない」のではなく、 とんでもなくすれ違っているだけなのでは?
この記事では
- 『あなたは私を愛さないと言った』5話のネタバレ
- アイリスがヴァルドルを好きになった過去
- ヴァルドルは本当にアイリスが嫌いなのか
- グウェンドリンとの関係
- アイリスが離縁を決意した理由
『あなたは私を愛さないと言った』5話の登場人物
まずは、5話で重要になる人物を整理します。
アイリス
ドフルール公爵家の令嬢で、 フリングホルン王国の王妃。
幼い頃からヴァルドルを想っています。
しかし結婚初夜に、 ヴァルドルから愛するつもりはないと拒絶されました。
5話ではついに、 離縁を考えるところまで追い詰められます。
ヴァルドル
フリングホルン王国の国王。
アイリスには冷たい言葉を向けていますが、 行動を見ると完全に無関心とも思えません。
5話でも、 アイリスを気にしているような様子を見せます。
グウェンドリン
バルマデーラ王国の第六王女。
亡くなったライアスの妻であり、 モルガンの母親です。
ヴァルドルが過去に求婚しようとしていた女性でもあります。
現在はモルガンとともに、 王宮の西棟で暮らしています。
モルガン
ライアスとグウェンドリンの息子。
まだ幼い少年ですが、 王家の血を引いています。
ヴァルドルに実子がいないため、 王位第一継承者となっています。
『あなたは私を愛さないと言った』5話ネタバレ
幼いアイリスはヴァルドルが好きだった
5話では、 アイリスの幼い頃の記憶が描かれます。
まだ子どもだったアイリス。
彼女にとってヴァルドルは、 昔から特別な存在でした。
幼いアイリスは、 自分が将来ヴァルドルと結婚するのではないかと思っていました。
ところが父親から告げられた婚約相手は、 ヴァルドルではありません。
第一王子ライアスでした。
公爵令嬢であるアイリスには、 王妃になるという役割があります。
だから自分の好きな相手と結婚したいからといって、 自由に選べるわけではありません。
アイリスは、 ヴァルドルへの想いを胸の中にしまい込みます。
そしてライアスの妻となり、 王妃として国を支える未来を受け入れようとしたのでしょう。
一度あきらめた恋が叶ったはずだった
その後、 ライアスがグウェンドリンを選びました。
王位継承権も放棄。
その結果、 ヴァルドルが国王になります。
そしてアイリスの結婚相手も、 ヴァルドルへ変更されました。
つまりアイリスからすると、
一度あきらめた大好きな男性と、 思いがけず結婚できることになったわけです。
これは少しくらい期待してしまいますよね。
ところが結婚初夜。
ヴァルドルから告げられたのは、
自分を愛するつもりはないという拒絶。
幼い頃からずっと好きだった男性。
一度はあきらめた男性。
その人と結婚できたのに、 愛されない。
こうして5話で過去を知ると、 アイリスがこれまで傷ついてきた理由が、 さらに重く感じられます。
朝食に来ないアイリスをヴァルドルが心配
一方、 現在のヴァルドルにも気になる描写があります。
アイリスが朝食の席に現れません。
するとヴァルドルは、 アイリスのことを気にします。
いや……。
やっぱり気にしてるじゃん(笑)。
本当にアイリスが嫌いで、 妻としてどうでもいいのであれば、 ここまで気にする必要はありません。
ところが周囲から、 アイリスについて心配しなくてもいいという趣旨の言葉をかけられると、 ヴァルドルはそれ以上追及しません。
これがまた、 この人らしいというか……。
気にはしている。
でも自分から踏み込まない。
そして本人には何も言わない。
ヴァルドルの説明不足、 ここまで来ると本当に致命的です💧
グウェンドリンとヴァルドルが二人きりに
さらに、 アイリスの不安を強める出来事が起こります。
グウェンドリンとヴァルドルが、 二人で会うことになります。
グウェンドリンは、 ヴァルドルに西棟へ来るよう求めます。
しかしヴァルドルは、 西棟ではなく庭園で会うことを選びます。
ここだけを見ると、 ヴァルドルがグウェンドリンと親密な関係になろうとしているようには見えません。
むしろ一定の距離を取っている印象があります。
ところが――。
そんな事情をアイリスは知りません。
アイリスから見えたのは、
ヴァルドルとグウェンドリンが二人で楽しそうに過ごしているような光景。
これ、 最悪のタイミングなんですよね……。
アイリスの誤解が限界へ
アイリスの立場から、 ここまでの状況を並べてみます。
アイリスから見えているもの
・ヴァルドルから「愛さない」と言われた
・自分には世継ぎがいない
・一度授かった子どもも流産した
・グウェンドリンには王位第一継承者モルガンがいる
・グウェンドリン親子は西棟へ入った
・ヴァルドルとグウェンドリンが二人で会っている
これだけそろったら、
「私はもう必要ない」
と思ってしまうのも無理はないですよね。
読者から見ると、 ヴァルドルの行動には別の理由がありそうです。
でもアイリスは、 ヴァルドルの事情を知りません。
初夜に言われた、
「愛さない」
という言葉が、 すべての判断の基準になってしまっています。
アイリスは今でもヴァルドルが大好き
そして5話で切ないのが、 アイリスはヴァルドルを嫌いになったわけではないこと。
むしろ逆です。
今でもヴァルドルが大好き。
愛されなくてもいい。
彼のそばにいられればいい。
それほど強く、 ヴァルドルを想っています。
だからこそアイリスは、 自分の幸せではなくヴァルドルの幸せを考えてしまいます。
グウェンドリンにはモルガンがいる。
モルガンは王位第一継承者。
そしてヴァルドルとグウェンドリンは、 もともと結婚する可能性もあった二人。
ならば――。
自分がいなくなった方が、 ヴァルドルにとって幸せなのではないか。
アイリスは、 そんな結論へたどり着いてしまいます。
アイリスが離縁を決意
そして5話ラスト。
アイリスは、 ついに行動を起こします。
手紙を送った相手は、 自分の父親。
その内容は――。
ヴァルドルとの離縁を望む。
ついにここまで来てしまいました。
でも、 これってよくある
「冷たい夫なんてもう嫌!」
という離婚ではないんですよね。
アイリスは、 今でもヴァルドルが好きです。
それでも、
好きだからこそ、自分から身を引こうとしている。
ここが本当に切ないです。
ヴァルドルは本当にアイリスを愛していない?
5話まで読むと、 個人的にはかなり疑問になってきました。
ヴァルドルは本当に、 アイリスを嫌っているのでしょうか。
少なくとも現在の行動だけを見ると、 完全に無関心な男性には見えません。
アイリスが朝食に現れなければ気にする。
グウェンドリンに西棟へ呼ばれても、 庭園で会う。
これだけを見ると、
「グウェンドリンを側妃にして、アイリスを捨てたい」
という動きには見えないんですよね。
むしろ問題なのは、
ヴァルドルが何も説明していないこと。
これに尽きる気がします。
二人は完全にすれ違っている?
5話までの二人を整理すると、 かなり面白い構図になっています。
アイリス
「ヴァルドルは私を愛していない」
「グウェンドリン親子の方が大切」
「私は王位継承にも必要ない」
「だから身を引こう」
ヴァルドル
アイリスが朝食に来ないと気にする
グウェンドリンとは一定の距離を取っているように見える
しかし、その理由をアイリスに説明しない
同じ王宮で暮らしているのに、 見えている世界がまったく違うんですよね。
だから5話まで読むと、
「愛がない夫婦」というより、 「本心を伝えないせいで壊れかけている夫婦」
に見えてきます。
ヴァルドル。
そろそろ本当に説明しよう(笑)。
グウェンドリン悪女説はまだ残る?
そして個人的に、 まだ完全に疑いを捨てられないのがグウェンドリンです。
3話では、 王位を捨てたはずのライアスが突然反乱を起こしました。
その後、 ライアスは死亡。
グウェンドリンとモルガンは王宮へ入り、 モルガンは王位第一継承者となっています。
4話では西棟へ。
そして5話では、 ヴァルドルと接触しています。
ただし今回、 ヴァルドルは西棟へ行かず庭園で会っています。
そのため、 少なくともヴァルドル側が積極的にグウェンドリンと距離を縮めようとしているようには見えません。
となると、 ますます気になるのはグウェンドリン側です。
もちろん現時点では、
グウェンドリンが悪女だと断定できる材料はありません。
ただ、 ライアスの反乱。
モルガンの王位継承。
そして王宮入り。
この流れに、 彼女自身の思惑が本当に何もないのか。
個人的には、 まだ少し疑って見ています(笑)。
『あなたは私を愛さないと言った』5話の感想
5話、 ここまでで一番切なかったです。
アイリスは怒っているわけではありません。
ヴァルドルを嫌いになったわけでもありません。
むしろ、
大好きだから離れようとしている。
ここがつらいんですよね……。
そして読者には、 ヴァルドルもアイリスを完全に嫌っているわけではなさそうに見える。
朝食にいなければ気にする。
グウェンドリンとも、 必要以上に近づいているようには見えない。
つまり、
これ、離縁しなくても話し合えば解決するのでは……?
と思ってしまいます(笑)。
でも二人とも話さない。
特にヴァルドルが話さない。
その結果、 アイリスは父親へ離縁の手紙まで送ってしまいました。
6話では、 この手紙をヴァルドルが知るのか。
そして離縁を告げられたとき、 彼がどんな反応をするのか。
ここがものすごく気になります。
5話ラストでついに離縁へ
アイリスが手紙を送るまでの表情や、
ヴァルドルとのすれ違いにも注目です。
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『あなたは私を愛さないと言った』5話ネタバレまとめ

『あなたは私を愛さないと言った』5話では、
- アイリスの幼少期が描かれる
- アイリスは昔からヴァルドルが好きだった
- 本来の婚約者として選ばれたのはライアスだった
- 朝食に来ないアイリスをヴァルドルが気にする
- ヴァルドルとグウェンドリンが庭園で会う
- アイリスは自分が邪魔だと思い込む
- アイリスは今でもヴァルドルを愛している
- 父親へヴァルドルとの離縁を望む手紙を送る
という展開になりました。
ここまで読むと、 アイリスが離縁を決めた理由も分かります。
ヴァルドルを嫌いになったからではありません。
むしろ逆。
ヴァルドルを愛しているからこそ、 自分が身を引いた方がいいと思ってしまったんですよね。
ただ、 読者から見るとヴァルドルもアイリスを気にしています。
だから個人的には、
二人の問題は「愛がないこと」ではなく、 完全なすれ違いなのでは?
と思っています。
そしてもう一つ気になるのが、 グウェンドリン。
3話でライアスが突然反乱を起こした理由も、 まだ気になります。
息子モルガンが生まれたことで、 ライアスの考えが変わったのか。
それとも、 グウェンドリンや周囲の人間が何か関わっていたのか。
現時点では悪女と断定できませんが、 このあたりは今後の展開でも注目したいところです。
そして何より、 離縁の手紙を知ったヴァルドルがどう動くのか。
ここまで説明不足だったヴァルドルが、 ようやく本心を見せる展開になるのかもしれません。
▼1話~5話をまとめて読みたい方はこちら