笠原真樹先生作、夢なし先生の進路指導(5)が発売されました。
今回もドラマ性が高く、引き込まれる内容でしたね。
先生の気持ちはすごくわかります。
ただ天才が努力を重ねないと、勝てないのが将棋のプロの世界です。
全て捨てる!その決意がなければ、プロにはなれないのかもしれません。
今回は無事に栄光を掴み取りました。
ただそれは結果論。
リスクヘッジは必要VS人生を賭けないと成功出来ない。
果たしてどちらが正しいんでしょうね💧
凡人の私はリスクヘッジ一択ですが、彼のような天才だと・・・・。
夢なし先生の進路指導(5)のあらすじ
天才と夢の始まり かつて、天才的なピアノの才能を持つ青年・木下がいた。
高梨は自分の「ピアニストになる」夢を無自覚に木下に託し、音大進学を強く勧める。 衝撃の過去が明らかに 高梨を’夢なし’に変えた衝撃の過去が、ついに明かされる!
その真相とは一体…?
現代、正太郎の葛藤 プロ棋士を目指す正太郎に残された時間は、あと1年未満。
だがその時、彼はタバコをくわえ、パチンコ屋にいた。
夢の問いかけ 夢を追い続けることは、本当に幸せなのか?
夢に近づくのは幸運か、それとも呪いか――。
クライマックスへの期待 葛藤と決断がぶつかり合う’棋士編’、ここに完結! 木下と正太郎の選択が、物語の答えを導き出す。
夢なし先生の進路指導(5)の内容
第37話 夢なし先生の記憶①
第38話 夢なし先生の記憶②
第39話 夢なし先生の記憶③
第40話 将来の夢:棋士⑬
第41話 将来の夢:棋士⑭
第42話 将来の夢:棋士⑮
第43話 将来の夢:棋士⑯
第44話 将来の夢:棋士⑰
第45話 将来の夢:棋士⑱
第46話 将来の夢:結婚①
ようやく棋士編、完結です。
長かった・・・それだけに苦悩と怖さが味わえるストーリーでした。
夢なし先生の進路指導(5)の感想
私は夢を持つなと
言ったことは一度もありません。
リスクを把握して、夢と覚悟を同時に持つ。
それが大切。
実際、自分が夢を叶えたい!
そう思った時、結構ふわふわしている、と思います。
成功のシーンばかり浮かんでしまうんですよね。
ただ、挑戦を続けていく内に現実を知る。
そこでメンタルをやられて、終わりのパターンです。
正太郎くんにとって「俺には将棋しかない」
こらが唯一明らかになったことでした。
リスクを考え、色々な道を用意するって、言い方を変えると逃げ道を用意するってことでもあります。
そんな熱意じゃトップになれない、これも真実です。
今回の将棋編はすっきり終わる内容でした。
彼の戦いは生きている間続くでしょう。
何事にも抜け道はあるもの、感動のストーリーでした。
是非読んで欲しい一冊ですね。
ちなみに・・・ラストの新編は将来の夢:結婚です。
でも彼女、顔パックしつつゾンビゲームで射殺しまくり・・すっごくストレス溜まってそうでした。
怖い怖い・・・・