
この記事でわかること
- 『みいちゃんと山田さん』第27話「サプラーイズ!」のネタバレあらすじ
- サプラーイズ①・②で描かれたシゲオの行動と心理の変化
- 27話でシゲオ犯人説が否定された理由
- この回が物語全体で持つ意味と役割
※本記事は『みいちゃんと山田さん』第27話「サプラーイズ!」のネタバレを含みます。
未読の方はご注意ください。
『みいちゃんと山田さん』第27話「サプラーイズ!」は、
これまで物語の不穏さを一身に背負ってきたシゲオというキャラクターの役割が大きく変わった回です。
前話まで強く疑われていた「シゲオ犯人説」は、
この27話で描かれた一連の出来事によって、物語構造としてほぼ否定されました。
本記事では、27話で描かれた「サプラーイズ!」の内容を、
サプラーイズ①・サプラーイズ②の二段構えで整理しながら、
なぜこの回がシゲオという人物の“終着点”になったのかを解説していきます。
なお、本作の結末・事件の全体像・犯人候補の考察については、
以下のまとめ記事で詳しく解説しています。
👉 『みいちゃんと山田さん』最終回・結末までのネタバレまとめ
また、シゲオという人物そのものを詳しく知りたい方は、
以下の記事もあわせて読むことで理解が深まります。
「みいちゃんと山田さん」27話「サプラーイズ!」で描かれた内容とは
第27話「サプラーイズ!」では、シゲオが抱えてきた歪んだ好意と理想像が、 二段階の展開によってはっきりと可視化されます。
前半のサプラーイズ①では、シゲオが思い描く「都合のいいみいちゃん像」が強調され、
後半のサプラーイズ②で、その幻想が真正面から否定される構成になっていました。
この流れは、単なるショック演出ではなく、シゲオ犯人説に結論を出すための物語的装置として機能しています。
サプラーイズ①|シゲオが用意した「理想の一夜」
サプラーイズ①で描かれるのは、シゲオが周到に準備した「理想のデート空間」です。
サプライズ演出に込められた「支配」と「自己満足」
- バルーンアートで飾られたラブホテルの部屋
- 大量に用意されたお菓子
- 「今日はみいちゃんの卒業記念日」という勝手な設定
これらは一見すると「気が利いた演出」に見えますが、
実際にはすべてシゲオ側の都合で用意されたものです。
みいちゃんの意思や気持ちは確認されておらず、
「こうすれば喜ぶはずだ」という一方的な想像だけで構成されています。
「わかりやすいから好き」――シゲオが求めた人形像
デリヘルとして呼ばれたみいちゃんは、部屋に入るなりお菓子をガツガツと食べ始めます。
その様子を見て、シゲオは「わかりやすいから好きだ」と安心します。
ここで重要なのは、シゲオが見ているのが現実のみいちゃんではないという点です。
彼が求めているのは、
- 疑問を持たない
- 反論しない
- 自分の期待通りに振る舞う
そんな「全肯定してくれる存在」でした。
行為のあとも、みいちゃんは再びお菓子を食べ続けます。
その姿を見てシゲオは、自分の理想通りに世界が回っていると錯覚し続けるのです。
サプラーイズ②|婚姻届によって崩れた幻想
1月4日更新分のサプラーイズ②では、物語が一気に反転します。
婚姻届という「最終確認」――拒絶された理想
みいちゃんが山田さんと一緒に住み、ダイエットを勧められていると聞いたシゲオは、 「無理やり痩せさせるなんておかしい」と山田さんを悪者扱いします。
その流れでシゲオは、婚姻届を差し出して結婚を告白します。
しかしみいちゃんは、
「山田さんと一緒に住んでいるから無理」
と、はっきりと拒絶します。
これに対しシゲオは、「バカだから洗脳されている」と決めつけますが、 みいちゃんは怒りを爆発させ、婚姻届をびりびりに破り捨てます。
この場面は、単なる失恋ではありません。
「想像通りに動くみいちゃん」が、完全に否定された瞬間です。
「想像の彼女が好きだった」自覚と、犯人ルートの終結
婚姻届を破られた直後、シゲオはこう独白します。
「俺って、みいちゃんが好きなわけじゃなくて、
俺の想像したみいちゃんが好きだったんだな」
これは逆ギレでも自己正当化でもありません。
自分の歪みを正確に自覚してしまった瞬間です。
続く中学時代の回想では、
昨日は優しかった人が今日は冷たくなる、
友達だと思っていた相手がいじめの首謀者だった――
といった「人間関係が理解できなかった原体験」が描かれます。
そして帰宅後、母親から語られる 「やっぱりお嫁さんをもらって幸せになってほしくて」 という言葉。
それを受けてシゲオは、 「いい出会いがあれば大切にする」 と静かに答え、最後には目がきれいになったシゲオが描かれます。
この描写は、物語の文法として「凶行に向かう人物」ではなく、 「役割を終えて退場する人物」であることを示しています。
「みいちゃんと山田さん」27話時点の結論|シゲオ犯人説はほぼ否定
第27話「サプラーイズ!」を踏まえると、シゲオ犯人説は物語構造的にほぼ否定されたと見ていいでしょう。
シゲオ犯人説が否定された3つの理由
- 自分の歪みを自覚している
- 他者を責め続けていない
- 価値観の修正が明確に描かれている
それでもシゲオが残した「不穏さ」と物語上の役割
シゲオは犯人ではありません。
しかし彼は、みいちゃんを追い詰めていく「社会的な危うさ」を象徴する存在として、 物語に強烈な痕跡を残しました。
事件の核心は、ここから別の方向へ進んでいく可能性が高そうです。
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単行本や過去話をまとめて読みたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。