こんな人生は絶対嫌だ、ヒューマンドラマの中でも好きな作品です。
最終的に皆バッドエンドになりますが、人間の狂気と人情が良い感じにエッセンスされていて、誰もがありえるストーリーなんですよね。
今回が待ちに待ったヤングケアラー編です。
ヤングケアラー問題は昔からありましたが、昔は問題ありませんでした。
何故なら子沢山だったから。
現代の問題は少子化で子どもが少ないのに、負担させる。
その結果、その子の人生を食いつぶしてしまうことにあります。
子どもには悩んで部活や趣味、無為に時間を使う、そんな時間が成長していくためには必要なんです。
今回もネタバレこみで、感想をお伝えします。
こんな人生は絶対嫌だ40話~ヤングケアラー 陽菜~のあらすじ
高校生の陽菜(ハルナ)は母子家庭で、足腰の弱った祖母と3人で暮らしている。明るく健気でがんばり屋の陽菜は祖母の生活の介助も進んで行い、母とともにたくましく暮らしている。それだけでなく、商店街の店舗の手伝いも早朝からこなし、部活のバスケもチームメイトと全力で取り組んでいる。勉強する時間や遊ぶ時間、ダラダラする時間は……ない。そんな陽菜の人生が、徐々に…?
- 主人公はショートカットの少女陽菜
- バスケ部所属
- 介護が必要な祖母、母親と一緒に暮らす
- 近所の商店街の手伝いもしている
- 「今 頑張ってるのは いつか自分に返ってくる」その言葉を信じて・・・
いつももっと頑張らなきゃと、健気に明るく過ごす主人公。
試合前なのに、家の用事で部活を度々休み、皆にまた迷惑をと気に病んでいます。
ただ、そんな時にも買い物や介護のお願いが・・・。
こんな人生は絶対嫌だ40話~ヤングケアラー 陽菜~の感想
高校生って、普通は友人と遊んだり、趣味や部活に全力投球!
ダラダラしたり、好きなことしたり・・・人格形成にも大事な時期です。
おばあちゃんの言葉
「今 頑張ってるのは いつか自分に返ってくる」
間違ってはいないです。
ただ、それは極端な少子高齢化の社会だと、頑張った後に自分に帰ってくるものがありません。
今の年金と同じようなものですね。
現役世代はいくら支払いをしても、圧倒的な少子化になっている以上、年金の水準は低くなります。
環境によって、成立しない言葉なんです。
最初は助けてもらってありがとう、と感謝されます。
ただお母さんも陽菜さんに頼るのが当たり前になってきているよう、危険信号です。
子どもが労働力である、その考え方は危険なんです。
母親にとってはすごくいい子である、陽菜さん。
頑張りきれない時がきっときます。
その時、彼女は・・・
次回も期待したいです。