『ねずみの初恋』に登場するペトロ――物語後半で突如現れるこの黒焦げの少年は、読者に強烈な印象を残します。
「ペトロって何者?」「なぜ黒焦げなの?」「ねずみちゃんとの過去に何があったの?」
そんな疑問を抱いた読者も多いのではないでしょうか。本記事では、ペトロの正体、過去の出来事、登場シーンの意味を深掘りしながら、その人物像と物語への影響を徹底的に解説します。彼の存在が物語にもたらす“痛みと救い”の理由が、きっと見えてくるはずです。
この記事でわかること
✔ ねずみちゃんとの関係と過去の接点
✔ 登場シーンの意図と伏線の回収
✔ ペトロが物語全体に与える意味とは
※この記事には『ねずみの初恋』のネタバレが含まれます。ご注意ください。
■ 本名は「礼門(レモン)」|ペトロの正体
本節では、物語の鍵を握る重要キャラクター「ペトロ」について詳しく解説します。過去の背景やねずみとの関係、現在の行動目的に至るまで、彼の全貌に迫ります。
- 本名:礼門(れもん)/ペトロ
- 初登場:第40話「黒」
- 正体が判明:第66話〜68話
- 出身地:中国・延辺
かつて「レモン」という名で暮らしていた少年・ペトロは、ヤクザ関係者ヒソクにより人身売買の協力者として育成されていたことが明かされています。
■ ペトロとねずみの出会い|恋と破壊の始まり
14年前、ねずみが豚磨を刺した事件の直後に、ペトロは彼女に一目惚れします。しかしその直後、ねずみに首を切られ重傷を負います。それでも彼は「素敵です…」と微笑みながら倒れたのでした。
■ ペトロの外見と現在の姿
- 全身が焼けただれ、黒くひび割れている
- すきっ歯・八重歯・まん丸な目が特徴
- 日光に当たることができない
- 現在はホームレスキャンプのような場所に身を潜めている
■ ペトロと碧(あお)の関係
ペトロは碧とも過去に接点があります。第44話では、碧が彼に「なんで君がいるの?」と驚く描写があり、病室で意識不明の碧の胴体にまたがり見下ろすという不気味なシーンも描かれています。
■ ペトロの過去と「黒焦げ」の理由
ねずみが豚磨を刺した責任を問われたペトロは、ヒソクによって生きたまま火炙りにされました。この過酷な罰によって、彼の身体は黒焦げとなり、今の姿に至ったのです。
■ ペトロの行動目的|「運命の再会」を信じて
ペトロは現在、再び組織に協力しながら、記憶を失ったねずみとの再会を待ち続けています。彼にとってねずみとの出会いは「奇跡」であり、「再び会えるならそれは運命」だと信じているのです。
ペトロ(Petro)はラテン語で「岩」を意味し、キリスト教では殉教者の名としても知られています。
『ねずみの初恋』では「犠牲」「信仰」「執着」の象徴としての意味が込められていると考えられます。
✅ まとめ|ペトロとは何者だったのか?
ペトロは、単なる黒焦げの少年ではなく、愛と痛み、そして罪を背負った“殉教者”のような存在です。ねずみに恋をし、命を投げ出してまでも彼女との再会を願う――その姿勢は、読者に強烈な印象を残します。
彼の今後の行動から、目が離せません。
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