遊馬爽先生が少年ジャンプ+にて公開された読切作品『新星!にゃん戦士ーズ!』は、過酷な現実を抱える魔法少女と、彼女を支える男子高校生バディの物語を描き、大きな反響を呼んでいます。
従来の魔法少女ジャンルに、現代的な孤独やストレス、そして男女の深い絆という要素を織り交ぜた本作の魅力をご紹介します。
🐱 登場人物と過酷な「にゃん戦士」の現実
👤 主な登場人物
| 役名 | 本名と読み仮名 | 特徴 |
|---|---|---|
| ねうねうヴェスタ | 灯屋 春吏(とうや しゅんり) | 現在の唯一の「にゃん戦士」。多忙による疲弊で必殺技が出せないほどの不調に陥っている。常に別れを前提に関わる孤独を抱える。 |
| ねうねうブルー | 瑞海 冴久(みずみ がく) | 春吏のクラスの転校生。過去の恩を返すため、不調のヴェスタの「間に合わせ」として一時的ににゃん戦士となる。 |
「にゃん戦士」の使命は、「悪い犬」に噛まれて欲望を暴走させた人間を元に戻すこと。しかし、その活動は報酬がなく、常に緊急出動が必要という非常に厳しい現実を伴います。これが、多くの戦士が引退し、春吏が孤独に戦い続ける原因となっています。
🤝 冴久が春吏を支える深い理由と「絆」の形成
一時的にバディを組んだ春吏と冴久は、任務を通じて協力し、春吏は回復。役目を終えた冴久は記憶を失い、元の日常に戻ります。
しかし物語終盤、学校が襲撃され春吏が単身で変身に向かおうとした際、冴久は彼女を追いかけます。その際に、冴久が春吏の怪我を心から心配した深い理由が明かされます。
転勤族であった冴久は、どこへ行っても人との関係を深めることを避けていました。
どうせ転校で別れるからと割り切っていましたが、春吏は席が隣というだけで彼のことを覚えていてくれ、困った時には自然に助けようとしてくれた唯一の存在でした。
誰にも気に留められないことが当たり前だった彼にとって、春吏の優しさが深く心に刺さった。
だからこそ、春吏が傷つく姿を見たくなかったのです。
記憶を失いながらも、本能的に春吏を守りたいと願った冴久は、再び「ねうねうブルー」に変身。男女の垣根を超えた二人のバディは協力して敵を打ち倒します。
🌟 結末が示す「ズッ友」という大切なもの
クライマックスは体育祭の「借り物競争」です。
過去、「自分が去れば誰かが戦わなければならない」という思いから、周囲との別れを重ねてきた春吏。
そんな彼女が、借りるものとして「ズッ友」を選び、冴久と共にゴールを駆け抜けるシーンで物語は幕を閉じます。
「魔法少女」という非日常的な存在でありながら、男女の隔てなく、誰かの人生を犠牲にするのでもない、互いにとってかけがえのない大切な存在(絆)を手に入れた春吏の喜びが伝わる、大変心温まる結末でした。
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また、遊馬爽先生は過去に『星の双王子』などの読切作品も発表されており、今回の『新星!にゃん戦士ーズ!』では、その**構成力やキャラクター描写の進化**に、ファンとして胸が熱くなります。今後の連載も心から期待しております!
遊馬爽先生、素敵な読切作品をありがとうございました。