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ブックライブオリジナル漫画『虎と羊』を1話から3話まで読みました。
最初は「孤独を抱えた女子高生2人の青春サスペンス」なのかな?と思っていたのですが……。
想像していたより、かなり重いです。
アイドルを夢見ていた虎美。
ところが1話から描かれるのは、夢とはほど遠い妊娠6週目という現実でした。
さらに虎美をだました高木。
高木をバットで殴る羊子。
そして3話では、ヤクザらしき危険な組織まで登場します。
この記事では、『虎と羊』1話~3話のネタバレと、高木の正体について気になるポイントをまとめます。
『虎と羊』のあらすじ
主人公は、アイドルを夢見る女子高生・虎美。
虎美が願っているのは、とてもシンプルです。
「ただ、誰かの特別になりたい。」
そんな虎美は、学校のトイレでいじめられていた同級生・羊子を助けます。
孤独を抱えていた2人は、急速に距離を縮めていきます。
しかし虎美の純粋な願いにつけ込んだ男・高木によって、2人の日常は大きく狂い始めます。
高木から逃げる虎美と羊子。
ところが3話まで読むと、どうやら高木一人から逃げれば終わる話ではなさそうなんですよね……。
主な登場人物
虎美
本作の主人公。
「誰かの特別になりたい」という思いから、アイドルを目指しています。
しかし高木に声をかけられたことをきっかけに、人生が大きく狂ってしまいます。
羊子
虎美の同級生。
学校ではいじめを受けており、虎美に助けられたことで仲良くなります。
一見おとなしく見えますが、かなり行動力があります。
高木を見た瞬間に危険な男だと判断し、後ろからバットで殴るほど。
虎美とは対照的な判断力を持った人物です。
高木
虎美に「アイドルにならないか」と声をかけた男性。
しかし実際にはアイドル関係者ではありません。
虎美の夢につけ込み、支配していた人物です。
さらに3話では、危険な組織とのつながりまで匂わされます。
広瀬
虎美を助けようとした大学生の男性。
しかし高木に激しく暴行されてしまいます。
『虎と羊』1話ネタバレ|アイドルの夢が地獄に変わる
「アイドルにならないか?」高木との出会い
虎美はパチンコ店でアルバイトをしていました。
そんな虎美に声をかけてきたのが、高木です。
高木は虎美に、
「アイドルにならないか?」
と持ちかけます。
「ただ、誰かの特別になりたい」
そんな思いを抱えていた虎美にとって、高木の言葉は夢への入口に見えたのでしょう。
しかも高木は、最初から乱暴な男だったわけではありません。
出会った頃は優しかった。
だからこそ虎美も、高木を信じてしまいます。
アイドルではなく高木の情婦に
ところが、高木についていった虎美を待っていたのは、アイドルへの道ではありませんでした。
部屋へ連れて行かれ、そのまま体の関係を求められます。
そして気がつけば虎美は、アイドルになるどころか、高木の情婦のような立場になっていました。
ここで思わず、
「……あれ? アイドルは?」
となってしまうんですよね。
夢を叶えてくれる人だと思っていた高木。
しかし実際には、虎美の夢そのものが高木に利用されていました。
優しかった高木が暴力を振るい始める
さらに恐ろしいのは、ここからです。
最初は優しかった高木が、少しずつ暴力を振るうようになります。
そしてそれは、一度だけではありません。
日常的に高木から暴力を受けるようになった虎美。
逃げればいい。
外から見れば、そう思ってしまうかもしれません。
しかし虎美は、暴力のある生活の中でどんどん視野が狭くなっていきます。
逃げるという選択肢そのものを考えられなくなっていく。
この描写がかなり重いです。
助けに来た広瀬までボコボコにされる
そんな虎美を助けようとしたのが、大学生の広瀬でした。
しかし高木は、広瀬にも容赦しません。
広瀬は、顔が変形するほど激しく殴られてしまいます。
自分だけではなく、助けに来てくれた人まで傷つけられる。
虎美にとっては、
「逃げようとすれば、周りの人までひどい目に遭う」
と思わされる出来事だったのではないでしょうか。
高木から逃げる希望まで、ここでさらに削られてしまいます。
そして告げられる「妊娠6週目」
そんな状態の虎美が病院で告げられたのが、
妊娠6週目。
という事実でした。
アイドルになれると思って高木についていった少女。
しかし現実は、夢を利用され、高木の支配下に置かれ、暴力を受け、助けに来た広瀬まで傷つけられています。
そして妊娠6か月。
『虎と羊』は、夢を追いかけるところからではなく、夢も逃げ道も失いかけた虎美の絶望から始まります。
だからこそ、このあと再び羊子と出会うことが大きな意味を持ってくるんですよね。
『虎と羊』2話ネタバレ
コンカフェで羊子と再会
虎美がたまたま訪れたコンカフェ。
そこで働いていたのが、羊子でした。
ここから虎美の状況が大きく変わります。
高木を見た羊子は、すぐに違和感を覚えます。
虎美は高木を信じてしまいました。
しかし羊子は違います。
「この男、絶対におかしい」
とでもいうように、かなり早い段階で高木を危険人物だと見抜きます。
羊子が高木をバットで殴る
そして羊子の行動がすごい。
なんと、
高木を後ろからバットで殴ります。
かなり大胆です💦
ただ、ここまでしなければ虎美を救えない。
羊子には、そう判断するだけの危機感があったのでしょう。
高木の名刺はウソだった
ここで、高木の決定的なウソも発覚します。
虎美が高木を信用した理由のひとつが、名刺でした。
そこにはアーティストプロデューサーと書かれていました。
しかし実際には、高木はアイドル関係者ではありません。
つまり虎美は、最初から高木にだまされていたことになります。
虎美の、
「アイドルになりたい」
という純粋な夢。
高木はそこにつけ込んだわけです。
『虎と羊』3話ネタバレ
突然登場する危険な事務所
3話では、それまでとは少し違う場面から始まります。
ある事務所へ、新入社員として男性が入ってきます。
しかし、どう考えても普通の会社ではありません。
男性はいきなり、裸にされた男性を暴行するよう命じられます。
ここで、かなり危険な組織であることが伝わってきます。
そこで出てきた「高木」の名前
さらに驚いたのが、その直後。
一人の男性が慌てて走り込んできます。
そして口にしたのが、
「高木が……」
という言葉でした。
ここで一気につながります。
虎美をだましていた高木。
どうやら単なる悪い男ではなさそうです。
この危険な組織とも、何らかの関係がある可能性が出てきました。
虎美と羊子の逃亡が始まる
羊子が高木をバットで殴ったことで、すべて解決。
……とはいきませんでした。
むしろ、ここからが本番です。
虎美と羊子は、追われるように逃げることになります。
そして3話終了。
かなり緊迫感のあるラストでした。
高木から逃げればいいだけなのか。
それとも、高木の背後にいる人間たちからも追われるのか。
3話で一気にサスペンス色が強くなります。
高木の正体を考察
3話まで読んで一番気になるのは、やはり高木の正体です。
2話で判明したのは、高木がアイドル関係者ではなかったこと。
アーティストプロデューサーの名刺を使い、虎美を信用させていました。
ここだけなら、若い女性をだます悪質な男にも見えます。
しかし3話では、さらに危険な組織が登場しました。
そこで高木の名前が出ています。
この描写を見る限り、
- 高木自身が組織の関係者
- 高木が組織とトラブルを起こしている
- 高木が何らかの仕事を任されている
など、いくつかの可能性が考えられます。
まだ3話なので断定はできません。
ただ、ひとつだけ言えそうなのは、
虎美と羊子が逃げなければならない相手は、高木一人ではない可能性が高い
ということです。
『虎と羊』3話までの感想
正直、最初に公式あらすじを読んだ時とはかなり印象が変わりました。
もっと青春寄りの作品だと思っていたんですよね。
ところが実際に読んでみると、かなり重い。
虎美の妊娠。
高木による支配。
アイドルの話が最初からウソだったこと。
羊子による反撃。
そして裏社会らしき組織。
たった3話なのに、かなり濃いです。
特に面白いのが虎美と羊子の対比。
虎美は「誰かの特別になりたい」という気持ちが強く、その純粋さにつけ込まれてしまいました。
一方の羊子は、危険だと思った高木を即座に見抜きます。
そして考えるだけではなく、実際に行動します。
この2人が一緒になったことで、ようやく虎美の運命が動き始めたように感じました。
しかし、高木の背後にはさらに危険な世界がありそうです。
3話ラストから、本当の「逃亡劇」が始まる。
そんな印象でした。
まとめ|『虎と羊』は3話からさらに面白くなる
『虎と羊』1話~3話をまとめると、
- 虎美はアイドルを夢見ていた
- 高木にだまされ、支配されてしまう
- 虎美は妊娠6か月になっていた
- 羊子が高木を危険人物だと見抜く
- 羊子は高木をバットで殴る
- 高木はアイドル関係者ではなかった
- 3話では危険な組織と高木のつながりが示唆される
- 虎美と羊子の逃亡が始まる
となります。
1話の時点では、高木に人生を壊された虎美の話。
しかし3話まで読むと、それだけではありません。
高木の背後に何があるのか?
虎美と羊子は無事に逃げられるのか?
ここから一気に先が気になる展開になっています。
個人的には、3話の終わり方がかなり良かったです。
まだ始まったばかりの作品なので、今後の展開にも注目したいと思います。