メイトの漫画まとめ速報

漫画は生活の癒し!人気漫画の最新情報・感想と魅力をお届けします。当ブログでは電子書籍にはまった筆者が、新刊や面白い漫画のまとめをネタバレ込みで紹介していきます。面白い漫画探しの参考になれば幸いです。

【ネタバレ】しょせん他人事ですから10巻の感想|犯人はまさかの母親…「褒め殺し」の結末が重すぎる

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2025年12月10日、待望の「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」10巻がついに発売されました!

今回のテーマはSNSでの「粘着質なホメ殺し」。
キラキラしたインフルエンサー生活の裏側で起きた、誹謗中傷と爆破予告事件。
被害者は上京したての女子大生、そして犯人は……まさかの人物でした。

ネットトラブルの闇と、家族という逃れられない「呪い」のような関係を描いた、シリーズ屈指の重いエピソードです。
さっそく中身をレビューしていきます。

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しょせん他人事ですから 10巻の作品詳細

  • シリーズ名:しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜
  • 巻数:10巻
  • 作家:左藤真通 / 富士屋カツヒト / 清水陽平
  • 掲載誌・レーベル:黒蜜
  • 出版社白泉社
  • ページ数:204ページ
  • 配信開始日:2025/12/10

しょせん他人事ですから 10巻のあらすじ

新シリーズは陰湿なホメ殺しからの粘着編!? 大学入学を機に東京へ来た女の子、18歳。オシャレの才能があったのか、SNSを始めたらプチインフルエンサーになっちゃった! ところが、あるアカウントから嫌味なホメ殺しコメントが連日届いて、無視していたら「殺●予告」や「爆破予告」が…!? 日本中が注目の大騒動に…!

(引用:コミックシーモア作品ページより)

【ネタバレ注意】しょせん他人事ですから 10巻の内容

※ここから先はネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

上京したヒナとSNSの「ホメ殺し」

物語の主人公は、田舎から東京の大学へ進学した小林ヒナ
1年ですっかり垢抜けた彼女は、「イッコ」という名前でインスタグラムを始め、フォロワー7000人のプチインフルエンサーへと成長していました。

田舎に残した母・秀美とは、よく笑う娘とよく泣く心配性の母という、一見仲の良い関係。
しかし、ヒナのアカウントに奇妙なコメントが届き始めます。

一見すると「すごい」「可愛い」という言葉。しかし、その裏には明らかに「ホメ殺し」(相手を褒めちぎることで、かえって冷やかしたり貶したりする行為)の意図が見え隠れしていました。

心配をかけたくないヒナは母には相談せず、彼氏の勧めで弁護士のもとへ。
「気にしすぎかも」と漏らすヒナですが、弁護士はそこに潜む悪意を指摘します。

エスカレートする悪意と爆破予告

ブロックして様子を見ようとしたヒナですが、怖いもの見たさでブロックを解除してしまいます。
すると、雪崩のように押し寄せるコメントの山。

さらに内容はエスカレートし、「殺害予告」や「大学への爆破予告」までもが書き込まれてしまいます。
開示請求によって判明したのは、ある男性の名前(のちに母のバイト先の店長・立野と判明)でした。

警察に届け出たものの、相手が把握しているのは「イッコが都内の大学生であること」のみ。
結果、警察は都内の大学へ無差別に注意喚起を行うことになり、ニュース番組(ヤッホーニュース)でも取り上げられる大騒動に発展してしまいます。

「私がSNSなんてしなければ…」
ヒナは自分を責め、恐怖で外出もままならなくなります。

犯人発覚…その正体は「母親」だった

季節は夏から冬へ。
ある日、爆破予告事件の容疑者が逮捕されたというニュースが流れます。

そこに表示された名前は、小林秀美
……そう、犯人はヒナの実の母親だったのです。

混乱し、弁護士のもとへ駆け込むヒナ。
事実関係はこうでした。

  • 母・秀美は寂しさを埋めるため、バイト先の店長(立野)と関係を持っていた。
  • 日頃のストレス解消として、裏アカウントで他人を誹謗中傷していた。
  • その標的となった「イッコ」が、まさか自分の娘だとは知らずに攻撃し続けていた。
  • 店長のスマホや回線を使っていたため、最初の開示請求では店長の名前が出た。

誹謗中傷も、殺害予告も、爆破予告も。
すべて、故郷で自分を心配してくれていたはずの母親の仕業だったのです。

重すぎる結末、それでも親子を続ける

ヒナは母親への被害届を取り下げます。
「母親を訴えるわけにはいきませんから…」

しかし、ヒナの心には「母を許せない」「母がわからない」という深い澱(おり)が残りました。

弁護士・ドラゴン星川との面会を経て、ようやく自分が犯した罪(娘を傷つけ、社会的な大事件を起こしたこと)の重さに気づく母・秀美。
複数の大学との示談金、数百万円の損害賠償を支払うことになります。

物語の最後、二人は縁を切るわけでもなく、完全に和解するわけでもなく、「親子」を続けていくことを選びます。

白髪になり、老け込んだ母に対し、ヒナはこう声をかけます。
「お互いよく頑張った。家族をちゃんとやりきった」

わだかまりを抱えたまま、それでも家族として生きていく。
ハッピーエンドとは言えない、あまりにもリアルで重い幕引きでした。


【ネタバレ】しょせん他人事ですから10巻の感想・まとめ

「しょせん他人事ですから」というタイトルの通り、弁護士目線で客観的に描かれる本作ですが、今回の10巻は特に胸が苦しくなる内容でした。

ネット上の誹謗中傷は、対面では絶対に言えないような言葉も平気で投げつけられます。
たとえ相手が「自分の愛する娘」であっても、匿名という仮面を被れば、ここまで残酷になれてしまう人間の多面性。

  • 優しく育ててくれた母親
  • 不倫をしている女性
  • ネットで誹謗中傷・爆破予告をする犯罪者

これら全てが「小林秀美」という一人の人間の中に同居している事実が恐ろしいです。

「今まで良い関係だった親子が、一つのボタンの掛け違いや、見えなかった一面を知ることで修復不可能になる」。これは決して漫画の中だけの話ではないと感じました。

「知っている人でも、知らない人でも、誹謗中傷はしてはいけない」
当たり前のことですが、この親子の姿を見ると、その言葉の重みが違って聞こえます。

しょせん他人事ですから10巻をお得に読む方法

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この衝撃のラスト、ぜひご自身の目で確かめてみてください。

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