週刊少年ジャンプで連載の逃げ上手の若君。
大きな戦も終わり、北畠顕家も死亡、新田義貞も死亡し、味方の英雄も少なくなり、敗戦が濃厚となってきました。
コミック的にも、終盤になってきたと思います。
ここで逃げ上手の若君の最終回はどうなるか?
考察記事を書いてみました。
楽しんでくれれば幸いです。
史実の最後は?北条時行は1353年に死亡
北条時行の最後の戦は、1352年の「武蔵野合戦」。
この戦いでは、北条時行が新田義興らと共に鎌倉公方の足利基氏を破り、一時的に鎌倉を奪還することに成功しました。
しかし、この勝利も短期間で終わり、足利氏の勢力に追われた時行は再び敗北。
鎌倉からの撤退を余儀なくされました。
北条時行は、1353年に鎌倉の龍ノ口(たつのくち)で処刑。
享年は25歳と推定されています。
新田義興も1358年に北朝の圧力により殺害されたとされています。
逃げ上手の若君の最終回を考える 北条時行は最後はどうなる?
こんな感じで令和まで子孫が逃げ切りエンド、が楽しいかも?
とは思っていますが、何しろ松井先生は天才です。
どこから攻めてくるかわかりませんが、想像出来るルートを考察してみました。
個人的には時行さんには子孫をいっぱい作っていて欲しいなあ、と思うわけです。
【ルート1】逃げ切り子孫反映で勝利!!
逃げ上手の若君らしき勝利です。
足利尊氏の目的は北条時行、邪魔なものを殺すことです。
跡継ぎも含め、遺恨は残さないようにしたい、が目的でしょう。
故に子孫が残り、反映すれば年代を超えて逃げ切り勝利になります。
確実な資料は存在しませんが、北条時行の子孫については、こんな話があります。
一部の伝承や系図では、彼の子孫が存在したとされています。
例えば、幕末の儒学者である横井小楠は、自身が北条時行の子孫であると主張していました。
この説によれば、時行の子が尾張国愛知郡横江村(現在の愛知県)に住み、そのひ孫が姓を「横井」に改めたと伝えられています。
鎌倉から令和へ・・・。
逃げ上手の若君の曲の鎌倉スタイルでもありましたが、年代を超えて生存!
も良いのかもしれません。
令和版若君が楽しそうに生活するのも、見てみたい!
まとめ
このルートは、北条時行が生き延び、子孫を残しながら江戸時代、さらには令和に至るまで繁栄するという理想的な「逃げ切り」エンディングです。
時行の子孫としての伝承も、横井小楠が自身を北条時行の末裔だと主張していることから、一定のロマンが感じられます。
実際、時行が愛知県に逃れたという説もあり、子孫が横井家として続いた可能性も楽しめる要素です。
【ルート2】史実通り、処刑にて死亡ルート
1353年に鎌倉の龍ノ口(たつのくち)で処刑。
これにて郎党もろとも全滅ルートです。
史実の可能性としてはありえますが、あそこまでハーレムを築いていた若君が子孫も残さずにいたとは思えません。
結局、魅摩ちゃんは正室になったんだろうか・・・。
雫と亜也子、魅摩、結局だれが正室になって、子作りまで行ったのか、そこだけでも逃げ上手の若君で明らかにして欲しいものです。
まとめ
実際の歴史では、1353年に鎌倉の龍ノ口で処刑されたとされています。
これは厳しい結末で、時行の郎党もろとも途絶えるという展開ですが、鎌倉時代を終えた者としての宿命的な物語としては筋が通ります。
ただ、ファンとしては「若君」らしい冒険の末、子孫を残してほしいという願いも理解できます。
【ルート3】史実とは違い、逃げ切るルート
一部には彼が処刑を免れ、伊勢国(三重県)に逃れたという生存説も存在します。
この説によれば、時行は「伊勢次郎」と名を改め、子の行氏をもうけ、その子孫が後に戦国大名として知られる北条早雲(伊勢宗瑞)に繋がるとされています。
ただし、これらの説は確証がなく、歴史的な事実としては広く認められていません。
ただ、これに関しては史実としての正確性が欠けています。
逃げ切るためには
- 足利尊氏と決着をつける!それ自体を諦めないといけない
- 戦いが終わるため、郎党が一緒にいる意味が薄くなる
- 戦いがなくなり、時行の魅力が薄れる
こういった影響が想像できます。
そのため、このルートに行く可能性は低いのではないでしょうか?
まとめ
時行が処刑を逃れ、伊勢に逃れて「伊勢次郎」と名乗ったという伝承も興味深いです。これにより、彼の子孫が後に戦国大名・北条早雲に繋がったという説もあり、時行が生き延びて新たな血統を築いた可能性に夢が膨らみます。
しかし、史実としての裏付けが少ないため、あくまでロマンとして楽しむべきかもしれません。
まとめ
【ルート1】逃げ切り子孫繁栄で勝利エンド
【ルート2】史実通りの処刑ルート
【ルート3】伝承としての生存ルート
この3つが逃げ上手の若君の最終回として可能性があると思われます。
どのルートでも納得ですし、あの松井先生です。
むちゃくちゃ良い流れで終わらせてくれるでしょう。
どのルートも魅力的ですが、松井先生がどのように描くか、期待が高まりますね!