※本記事には『無能なナナ』121話「仲間たち」のネタバレを含みます。
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『無能なナナ』121話「仲間たち」は、2026年6月12日発売の『月刊少年ガンガン』7月号に掲載されました。
今回は、ナナと鶴岡の対決にひとつの決着がつく重要回です。
鶴岡がナナを殺さなかった理由、ミチルの能力にまつわる真実、そして最後に残された「会わせたい人」の存在まで、最終回目前らしい濃い内容になっていました。
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121話は、2026年6月12日発売の『月刊少年ガンガン』7月号に掲載されています。
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『無能なナナ』121話「仲間たち」ネタバレ
ナナたちが鶴岡を追い詰める
121話は、ナナたち能力者側の仲間が集結する場面から始まります。
鶴岡は逃げ場を失ったように見えますが、まだ完全に取り乱してはいません。
ナナは足を負傷しているものの、キョウヤたちが駆け寄り、ひとまず命に別状はない様子です。
その場には、モグオ、フウコ、モエ、キヨミ、サチコたちも集まっていました。
かつては能力者を殺す側だったナナが、今は能力者たちに囲まれて守られている。この構図だけでも、物語の変化がかなり伝わってきます。
鶴岡がナナを殺さなかった理由
ナナは鶴岡に対して、なぜ自分を殺さなかったのかと問いかけます。
以前、ナナは貯水施設でシズカが死亡した際、鶴岡に撃たれました。
それでもナナは生き残りました。
その理由について、鶴岡はナナに「利用価値」があったからだと語ります。
鶴岡は、怪物化を止めるための抗体を探していました。
そして、ミチルの能力に注目していたのです。
ミチルの能力は、人を癒やすだけではなく、死にかけた人間を生き返らせるほど強力なものでした。
鶴岡は、ミチルの力を受けたナナに、その能力の影響が残っている可能性を見ていたのです。
つまりナナは、鶴岡にとって単なる敵ではありませんでした。怪物化を止める研究のカギであり、最後の希望でもあったということです。
鶴岡は敗北を認める
鶴岡は、ナナたちに敗北を認めます。
そして、ここからは協力しようと申し出ます。
能力者を怪物化から救いたいという目的は同じではないか。鶴岡はそう語ります。
しかし、当然ながら仲間たちは反発します。
これまで多くの能力者を犠牲にしてきた鶴岡を、簡単に信用できるはずがありません。
それでもナナは、鶴岡の処遇を自分に判断させてほしいと頼みます。
ナナは、鶴岡を研究に協力させる代わりに拘束するという条件を出しました。
キョウヤも、もし裏切れば即座に殺すと釘を刺します。
鶴岡の本音と最後の選択
ここから、鶴岡の本音が少しずつ見えてきます。
鶴岡は、自分がすべて終わった後に命を絶つつもりだったと語ります。
自分が犯した罪、失ってしまった友への責任に耐えられない。だから、ひっそりと自殺しようとしていたのだと。
さらに鶴岡は、ナナに対して両親の話を持ち出します。
ナナの両親は、ナナを愛そうとしたけれど、父母には逆らえなかった。ナナは愛のない家庭に生まれた子どもだった。鶴岡はそう語ります。
ただし、同時に鶴岡は、ナナにとって両親は優しい存在だったとも認めます。
このあたりは、鶴岡の複雑すぎる感情がにじんでいました。
鶴岡はナナに羨ましさを抱いていた?
今回、鶴岡はナナに対して「仲間を得た」と語ります。
この言葉は、単なる事実確認ではなく、かなり嫉妬に近いものだったように感じました。
鶴岡は、目的のために多くのものを失いました。
一方でナナは、最初は孤独な暗殺者だったにもかかわらず、仲間を得て、信頼される存在になりました。
鶴岡からすれば、自分が不幸にしたはずのナナが、いつの間にか自分よりも多くのものを手に入れていたわけです。
これは、鶴岡にとって完全な敗北だったのだと思います。
鶴岡はナナに負けたというより、ナナが築いた「仲間たち」に負けたのかもしれません。だからこそ、今回のタイトルが「仲間たち」なのだと思います。
鶴岡が死亡する
ナナは鶴岡を殺すのではなく、研究に協力させる道を選びます。
しかし鶴岡は、その条件を断りました。
鶴岡は、のちのち処罰されることも、拘束されることも気にしていない様子でした。
なぜなら、彼はもう助かるために研究を続けていたわけではなかったからです。
そして鶴岡は、自ら命を絶つような形で倒れます。
最後まで自分の結末を自分で選び、ナナたちの前から退場しました。
最後に残された「会わせたい人」
鶴岡の死後、場面はキョウヤたちへ移ります。
キョウヤは、本部の研究施設の奥に立ち入り禁止区域があり、そこに鶴岡の目が厳しくて入れなかったと説明します。
今回の脱獄騒動に乗じて調べたところ、そこには「会わせたい人」がいるという話が出てきます。
この人物については、まだ正体が明かされていません。
ただ、今回ここまでミチルの能力が強調されたことを考えると、もっとも可能性が高いのは犬飼ミチルだと思います。
「会わせたい人」は犬飼ミチルなのか考察
現時点で一番可能性が高いのは、犬飼ミチルです。
理由は、今回の121話でミチルの能力が何度も語られているからです。
ミチルの能力は、人を癒やすだけではありません。
命を救い、場合によっては生き返らせるほどの力として扱われています。
そしてナナが生き残った理由にも、ミチルの能力が関係している可能性が示されました。
ここまでミチルを強調したうえで、最後に「会わせたい人」がいると引っ張るなら、ミチル再登場の可能性はかなり高そうです。
ただし、ミチルが完全に生き返っているのか、研究対象として保存されているのか、それとも別の形で存在しているのかはまだ分かりません。
最終回でハッピーエンドになるのか、かなり不穏な着地になるのかは、ここにかかっている気がします。
鶴岡が残した最後の呪い
今回の鶴岡は、死亡したことで終わったようにも見えます。
しかし、本当にそうでしょうか。
もし研究者たちに確認した結果、鶴岡の語った内容がすべて真実だった場合、ナナはかなり重い選択を迫られることになります。
ミチルの能力がナナの中に残っている。
その力が、怪物化を止める研究のカギになる。
そうだとしたら、ナナ自身が自分の命を差し出す可能性もゼロではありません。
つまり鶴岡は、死んだ後もナナに選択を残していったことになります。
これは、ある意味で鶴岡の最後の呪いなのかもしれません。
鶴岡はナナを殺せませんでした。しかし、ナナが自分で死を選ぶ可能性だけは残していった。ここがかなり怖いところです。
『無能なナナ』121話の感想
121話は、鶴岡という人物のこじらせ方がかなり強く出た回でした。
客観的に見ると、鶴岡は本当に面倒くさい人物です。
能力者を救うという目的を掲げながら、人を犠牲にし続けてきました。
それでも本人の中では、すべてに理由があったのでしょう。
ただ、今回の鶴岡を見ていると、やはりナナが羨ましかったのだと思います。
自分は多くのものを失い、誰にも心から案じてもらえない場所まで来てしまった。
一方でナナは、どれだけ過去に罪を背負っていても、仲間に囲まれている。
不幸にしたはずの相手が、自分よりも幸せそうに立っている。
それを見た時点で、鶴岡は完全に敗北を悟ったのではないでしょうか。
だからこそ、ナナに処分されることを望んだようにも見えます。
しかしナナは、それを選びませんでした。
この選択こそ、ナナがもう鶴岡の作った物語の中にいないことを示しているように感じます。
『無能なナナ』はハッピーエンドになる?バッドエンドになる?
最終回を前にして、かなり読めなくなってきました。
普通に考えれば、鶴岡が倒れ、仲間たちが集まり、ミチルらしき人物との再会が示される流れなので、ハッピーエンドに向かっているようにも見えます。
ただし、ナナが自分の命を使って怪物化問題を解決する展開も、まだ否定できません。
もしそうなれば、かなり切ない結末になります。
ナナが生きて仲間たちと未来へ進むのか。
それとも、自分の罪とミチルの力を背負い、最後に犠牲を選ぶのか。
121話は、希望と不穏さが同時に残る回でした。
タイトルは「仲間たち」ですが、その仲間たちがナナを最後に救えるのかどうか。
次回の最終回で、物語の答えが出ることになりそうです。
まとめ
『無能なナナ』121話「仲間たち」では、鶴岡との決着、ミチルの能力の再提示、そして最終回へ向けた大きな謎が描かれました。
鶴岡は死亡しましたが、彼が残した情報はナナに重い選択を迫るものです。
「会わせたい人」が犬飼ミチルなのか。
そしてナナは、自分の命をどう使うのか。
最終回直前として、かなり大きな余韻を残す回だったと思います。
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