この記事では『返り咲き聖女は2人の王子に溺愛される』のあらすじや1話〜5話までの内容、感想をまとめています。
『返り咲き聖女は2人の王子に溺愛される』は、冤罪によって王都を追放された元公爵令嬢アルマが、再び“聖女”として運命を動かしていく令嬢ファンタジーです。
ただし、よくある「虐げられた令嬢が王子に救われて一気に幸せになる」だけの物語ではありません。
アルマは聖女として認められ、第一王子レオとの結婚相手に選ばれますが、肝心の冤罪そのものが晴れたわけではありません。
そのため王宮に戻っても、周囲からは「犯罪者の娘」「裏切り者の娘」として見られ続けます。
さらに、表面上は優しく接してくる幼馴染キャトリンヌにも裏の顔があり、アルマを取り巻く状況はかなり不穏です。
冷たく不器用な第一王子レオ。
甘く寄り添う第二王子。
そして、アルマに嫉妬と敵意を抱く幼馴染キャトリンヌ。
恋愛、冤罪、聖女、王宮内の嫌がらせ、幼馴染の嫉妬が絡み合い、王道でありながら少しドロッとした人間関係も楽しめる作品になっています。
ここからは、『返り咲き聖女は2人の王子に溺愛される』のストーリーの流れをネタバレありで紹介していきます。
『返り咲き聖女は2人の王子に溺愛される』のあらすじ
- 主人公のアルマは、冤罪によって王都を追放された元公爵令嬢。
- 実の父を亡くした後は、酒びたりで粗暴な養父に引き取られ、虐げられる日々を送っていた。
- アルマの心の支えは、幼い頃に2人の王子と過ごした思い出。
- 特に第一王子レオからもらったペンダントと「自分が正しいと思ったことをすればいい」という言葉を大切にしている。
- ある日、養父が無関係なおばあさんに暴力を振るおうとし、アルマは恐怖を抱えながらも間に割って入る。
- この行動をきっかけに、アルマはレオと結婚し、次代の「護国聖女」になることを告げられる。
- しかし、冤罪はまだ晴れておらず、王宮では「犯罪者の娘」「裏切り者の娘」として見られている。
- 王宮のメイドたちは、見えないところでアルマに嫌がらせをしてくる。
- 幼馴染のキャトリンヌも表面上は友達のように振る舞うが、レオの結婚相手になったアルマに強い敵意を抱いている。
- 聖女として返り咲くはずのアルマは、王子たちの想いや過去の冤罪、幼馴染の嫉妬、王宮の悪意に巻き込まれていく。
作品詳細
作品名:返り咲き聖女は2人の王子に溺愛される
ジャンル:令嬢ファンタジー・聖女・溺愛・王子・逆転劇
配信状況:5話まで配信中
価格:1話198円(税込)
見どころ:冤罪で没落した公爵令嬢が、2人の王子との再会をきっかけに聖女として返り咲いていく展開
1話内容|虐げられたアルマが運命を動かす
- アルマは冤罪によって王都を追放された元公爵令嬢。
- 実の父を亡くした後、酒びたりで粗暴な養父に引き取られる。
- つらい生活の中で、幼い頃に2人の王子と過ごした思い出を支えにしている。
- 特に第一王子レオからもらったペンダントと「自分が正しいと思ったことをすればいい」という言葉を大切にしている。
- 買い物中、養父が無関係なおばあさんに暴力を振るおうとする。
- アルマは恐怖を抱えながらも、おばあさんを守るために間へ割って入る。
1話では、アルマの不遇な境遇と、それでも失われていない優しさが描かれます。虐げられてきた少女が、誰かを守るために動く場面は、彼女が聖女として選ばれる理由にもつながっているように感じました。
2話内容|レオとの結婚と護国聖女への道
- アルマは第一王子レオと再会する。
- レオと結婚し、次代の「護国聖女」になることを告げられる。
- 突然の展開に戸惑いながらも、幼い頃の思い出の相手との再会に胸を躍らせる。
- しかし、アルマの冤罪はまだ晴れていない。
- 王宮では「犯罪者の娘」「裏切り者の娘」として冷たい目を向けられる。
2話は、一見するとアルマの人生が好転する回です。ただ、冤罪が晴れないまま王宮に戻るため、幸せなシンデレラ展開というより、不安を抱えた再出発という印象が強いです。
3話内容|見えない嫌がらせとレオの冷たい態度
- 王宮のメイドたちは、見えないところでアルマに嫌がらせをする。
- アルマは王宮でも安心できる居場所を見つけられない。
- レオはアルマを庇う場面を見せる。
- しかしその直後、「君との婚姻など望んでいない」と冷たく突き放す。
- アルマは、幼い頃の思い出の相手に拒絶されたように感じて深く傷つく。
- さらに、アルマの前にはもう一人の王子も現れる。
3話では、レオの態度がかなり気になるところです。守ってくれるのに突き放すため、本心が読めません。冷たい第一王子と、寄り添う第二王子という対比もここから強くなっていきます。
4話内容|夢と火事、そしてキャトリンヌの本音
- アルマは、幼い頃にレオやノア、キャトリンヌたちと過ごした夢を見る。
- 夢の中では、少女が炎に包まれるような場面が描かれる。
- 目を覚ますと、現実でもアルマの部屋が炎に包まれていた。
- アルマを助けたのは、幼馴染のキャトリンヌ。
- キャトリンヌは「偶然通りかかった」「友達だもの」と優しく振る舞う。
- しかし内心では、レオの結婚相手になったアルマに強い怒りを抱いている。
- 表では友達の顔をしながら、心の中ではアルマが地獄に落ちることを望んでいる。
4話で一気にキャトリンヌの怖さが出てきます。表面上は優しい幼馴染なのに、内心ではアルマを憎んでいる。この二面性があることで、物語がただの溺愛ファンタジーではなく、宮廷内の嫉妬や策略を含んだ話に見えてきます。
5話内容|聖護の祝祭とキャトリンヌの罠
- アルマは「聖護の祝祭」で聖女にヴェールを渡す役目を任される。
- その役目を勧めたのはキャトリンヌ。
- アルマは「裏切り者の娘」と見られたまま、大きな式典の中心に立つことになる。
- 冤罪が晴れていないため、何かあれば疑われやすい立場にいる。
- 祝祭本番、アルマがヴェールの箱を開けると、そこには予想外の異変が起きていた。
- キャトリンヌがアルマを陥れるために仕組んだ可能性が感じられる展開になる。
5話は、アルマが聖女として返り咲く前に、再び大きな罠へ落とされそうな回です。聖女認定や王子との結婚で人生が好転したように見えても、冤罪が晴れていない限り、アルマの立場はまだ危ういままだと感じました。
『返り咲き聖女は2人の王子に溺愛される』の感想
『返り咲き聖女は2人の王子に溺愛される』は、冤罪で没落した令嬢が聖女として返り咲く物語ですが、読んでみると単純な王道逆転ものとは少し違う印象があります。
もちろん、不遇なヒロインが王子たちに愛されながら立場を取り戻していく流れは、令嬢ファンタジーとしてかなり読みやすいです。
アルマは虐げられても優しさを失わず、自分が正しいと思ったことを選べるヒロインです。
そのため、彼女が聖女として選ばれることには納得感があります。
ただ、この作品で気になるのは、アルマが聖女として認められ、第一王子レオの結婚相手に選ばれているにもかかわらず、冤罪そのものはまだ晴れていない点です。
普通なら、まず冤罪が晴れてから王宮に戻る流れになりそうです。
しかしこの作品では、アルマの名誉が完全に回復しないまま、先に聖女認定と婚姻話が進んでいきます。
そのため、アルマは王宮に戻っても安心できません。
むしろ「犯罪者の娘」「裏切り者の娘」と見られたまま、周囲から疑われやすい状態で表舞台に立たされています。
この少し不自然にも見える状況が、物語全体の不穏さにつながっています。
王子と結婚できるから幸せ、聖女に選ばれたから安心、という単純な話ではありません。
立場だけは引き上げられているのに、周囲の認識は変わっていない。
だからこそ、アルマは再び罠にかけられやすい状態に置かれています。
また、キャトリンヌの存在もかなり重要です。
最初は幼馴染としてアルマに優しく接しているように見えます。
火事の場面でもアルマを助けるため、一見すると味方のように感じられます。
しかし実際には、キャトリンヌはレオへの想いや嫉妬を抱えており、アルマに強い敵意を持っています。
特に、表では「友達だもの」と言いながら、心の中ではアルマが地獄に落ちることを望んでいる場面はかなり怖いです。
わかりやすく意地悪をしてくるメイドたちよりも、キャトリンヌの方が厄介かもしれません。
なぜなら、彼女はアルマの幼馴染という立場を使って、自然に近づくことができるからです。
表面上は親切。
でも本心では憎んでいる。
この二面性があることで、物語はただの溺愛ものではなく、宮廷内の嫉妬や策略が絡む展開になっています。
レオの態度も気になる部分です。
アルマを庇う場面がある一方で、結婚を望んでいないような冷たい言葉をぶつけます。
本当にアルマを嫌っているのか。
それとも、何か事情があって突き放しているのか。
このあたりはまだはっきりしません。
ただ、完全にアルマへ無関心というよりは、何かを隠しているようにも見えます。
だからこそ、レオの本心が明かされたときに、物語の見え方が大きく変わりそうです。
一方で、第二王子はレオとは対照的に、アルマに甘く寄り添う存在として描かれています。
冷たい第一王子と、優しい第二王子。
この対比はわかりやすく、恋愛面の読みやすさにもつながっています。
ただし、アルマの状況を考えると、恋愛だけに集中できるほど穏やかな展開ではありません。
王宮内のメイドたちによる嫌がらせ、キャトリンヌの嫉妬、祝祭での罠、そして過去の冤罪。
アルマのまわりには、まだ解決していない問題が多く残っています。
テンプレ通りの「虐げられた令嬢が王子に救われて幸せになる」だけの作品ではありません。
冤罪が晴れないまま進む聖女認定。
王宮内の見えない嫌がらせ。
幼馴染の嫉妬と裏の顔。
火事や祝祭での不穏な異変。
こうした要素があるため、王道でありながらも少しひねりのある作品になっています。
不遇令嬢の逆転劇が好きな方はもちろん、ただ甘いだけではなく、少しドロッとした人間関係や宮廷内の陰謀も楽しみたい方に向いている作品だと思います。
『返り咲き聖女は2人の王子に溺愛される』のおすすめポイント
- 冤罪で没落した公爵令嬢が聖女として返り咲く逆転ストーリー
- 虐げられても正しさを失わないヒロイン・アルマが魅力
- 聖女認定は進むのに、冤罪はまだ晴れていない不穏さがある
- 冷たい第一王子レオと、甘く寄り添う第二王子の対比がわかりやすい
- メイドたちによる見えない嫌がらせで王宮の居心地の悪さが伝わる
- 幼馴染キャトリンヌの嫉妬と裏の顔が物語を動かしている
- 火事や祝祭の異変など、アルマを陥れる罠が続いて先が気になる
- 甘い溺愛だけでなく、宮廷内の陰謀や人間関係の怖さも楽しめる
- 不遇令嬢・聖女・王子・逆転劇が好きな人に読みやすい
『返り咲き聖女は2人の王子に溺愛される』は、不遇なヒロインが王子に愛される甘さだけでなく、冤罪や嫉妬、王宮内の罠も絡んでくる作品です。
王道の令嬢ファンタジーが好きな方はもちろん、少し不穏な人間関係や、表では優しい人物の裏の顔が気になる方にもおすすめです。
『返り咲き聖女は2人の王子に溺愛される』まとめ
『返り咲き聖女は2人の王子に溺愛される』は、冤罪で没落した公爵令嬢アルマが、2人の王子との再会をきっかけに聖女として返り咲いていく物語です。
アルマは幼い頃に第一王子レオからもらった言葉を支えに、つらい生活の中でも正しさを失わずに生きてきました。
そして、養父の暴力から無関係なおばあさんを守ろうとしたことをきっかけに、再び王宮と関わることになります。
しかし、アルマの道のりは簡単ではありません。
聖女として認められ、レオの結婚相手に選ばれたものの、冤罪そのものが晴れたわけではないからです。
そのため、王宮に戻っても周囲からの視線は冷たく、メイドたちからは見えないところで嫌がらせを受けます。
さらに、幼馴染のキャトリンヌも、表面上はアルマの友達として振る舞いながら、内心ではレオの結婚相手になったアルマに強い怒りを抱いています。
火事の場面や祝祭での異変もあり、キャトリンヌがアルマを陥れようとしている可能性も感じられます。
冷たく不器用な第一王子レオ。
甘く寄り添う第二王子。
そして、裏で動く幼馴染キャトリンヌ。
恋愛、冤罪、聖女、嫉妬、王宮内の陰謀が絡み合うことで、王道でありながら少し不穏さのある令嬢ファンタジーになっています。
アルマが本当に聖女として返り咲けるのか。
過去の冤罪は晴れるのか。
そして、レオやキャトリンヌとの関係はどう変化していくのか。
今後の展開が気になる作品です。